と散々おだてられて
多くの介護職や看護職、福祉職がケアマネの資格取得を目指した!
介護や看護の現場は肉体労働であり
夜勤などの不規則な勤務を
このまま続けていくことに不安を感じた人たちが
定年になっても
いや
定年後も働けるようにと
多くの介護、看護職がこぞってケアマネの資格取得を目指した
ところがどうだろう・・・
期待に胸ふくらませて
夢と希望を抱いて就いたはずのケアマネジャーの多くは
『こんなはずではなかった・・・・』
と挫折していくのである
まず
①ペーパーワークでオーバーワーク
作成しなくてはならない 書類の多さに疲弊する・・・
②介護支援専門員 更新研修義務化
介護支援専門員の更新研修である
制度改正によってケアマネジャーは
長時間の法定研修を受けなくてはならない
研修名 | 時間 |
---|---|
実務研修 | 87時間 |
実務なし再研修 | 54時間 |
専門研修課程 Ⅰ | 56時間 |
専門研修課程 Ⅱ | 32時間 |
主任介護支援専門員研修 | 70時間 |
主任介護支援専門員更新研修 | 46時間 |
ケアマネジャーはこのように
資格を取得する際も
資格を維持する際も
資格をステップアップする際も
5年ごとにこれらの更新研修を受けなくてはならない
ただでさえ
利用者や家族の相談にエネルギーを注ぎ
膨大な量の書類作成に時間を取られているのに
そこにきて何十時間もの更新研修を受けなくてはならない・・・
その研修を1科目でも落とすと研修未受講となり
ケアマネの資格を失ってしまう為
遅刻も早退も欠席も許されず
台風がやってこようが大雪が降ろうが
インフルエンザになろうが
ド根性で研修に参加するのであった
この時点でケアマネに転職したことに後悔しはじめ
黄色信号が点滅するがなんとか歯を食いしばる
③一人暮らし高齢者の家族代わり?
最近では一人暮らしの高齢者が増え
あてにならない家族の代わりに走り回り
『私がなんとかしてあげなければ』という正義感が
ケアマネジャーを突き動かす!
家に帰れば、朝でも夜でも休日でも
待ったなしで利用者や家族、事業所からの問い合わせがあり
ゆっくり休むことも出来ずにサービス調整に走り回る
そんな虫の息のケアマネに
④クレーマーや支援困難事例の対応
クレーマー家族や支援困難事例
(虐待 認知症 ゴミ屋敷など)が追い打ちをかけてくる
理不尽な要求をする利用者や家族に頭悩ませ
家に帰ってからもクレーマー家族からの理不尽なクレームが頭から離れない
電話のベルが鳴ると、クレーマー家族を思い出し
ノイローゼになりそうなくらいつらくなる
この時に頭の中をよぎる言葉は・・・
『ケアマネはここまでしなくちゃあいけないのだろうか?』
『ここまでしてケアマネする必要があるだろうか?』
こんな思いで頭がいっぱいになり
そしてケアマネ イズ オーバーである
♪ ケアマネ イズ オーバー
悲しいけれど
終わりにしよう
きりがないから・・・ ♪
期待に胸ふくらませて就いた
ケアマネと言う仕事は
ファンタジー(幻想)であり
ケアマネに転職したことを後悔し
仕事を辞めて(転職)いくのであった
ケアマネ悲しみの一句