ケアプランを学びたい

ケアプランのスタートは意欲を導き出すこと

人が要支援・要介護の状態になっても
できる範囲で可能な限り
自分らしい生活を営むこと
自分の人生に積極的に参画し
自分の人生を自分自身で作っていく
こと
それを支援する仕組みがケアマネジメントである
そしてこうした自立を支援するためには
利用者の状況を理解するための
アセスメントやモニタリングが不可欠であり
それに基づいたケアプランを作成し形成し続けていくことが重要である

ケアマネはアセスメントで
こうした利用者の(自立への意欲)をいかに導くかがポイントになる
また自立支援のケアプラン作成にあたっては
利用者の(自立への意欲)をまず最初の土台・出発点にすることが大きなポイントになる
自立への意欲とは
『私は〇〇したい』
と言う利用者の強い自立した生活に向けての明確な希望や意思であり
そして要支援要介護状態になった利用者の課題は
自分自身の自立に向けて
こうした意欲を手に入れる獲得することで
私は〇〇したいという意欲が
アセスメントのゴールでありケアプランのスタート

すなわちケアプランの1番最初の生活全般の解決すべき課題ニーズには
アセスメントで抽出した意欲が描かれ
利用者はここから様々なサービス支援を自分のものにしていく道を歩くのだ

ニーズと言うとその言葉のニュアンスから
例えば治療すべき病気の事や
日常生活上の困り事のような問題を焦点化しているように感じられがちだが
そうではなく
問題をニーズにしたら問題の解決がゴールになってしまう
しかしあくまでもゴールは望む生活の実現であり
問題の解決はその過程なのだ

したがって問題をニーズとして
それを解決することをゴールにするのではなく
望む生活への意欲をニーズとして
それを阻害している問題を解決した先に
どのような生活が広がっているか?
をゴールにすべきだと考えることだ

確かに生活上の様々な問題が自立生活を阻害している
しかしその人らしい自立した日常生活を送る上で
障害となっていることを解決するためには
それを解決しようとする意欲が必要なのであり
その意欲に支えられてケアプランが出来上がっていくわけだ

『今は〇〇だが、私は〇〇したい』という意欲こそがニーズあり
その意欲の上にケアプランが組上がっていくのだ