ケアマネジャーの主張

ケアマネが公正さを保てないのはなぜか?

ケアマネは中立を保て!
ケアマネは自社サービスへの囲い込みをするな!

何度も言われるケアマネ批判である

ところで、ご存知だろうか?
数十種類ある介護サービスのなかで
介護保険開始以来、唯一収支差率がマイナスキープのサービス

それこそが、居宅介護支援つまりケアマネジャーのお仕事である

厚労省の提示したデータ 

しかし、赤字覚悟でケアマネ事務所を開設する法人は多い

なぜか?

それはケアマネ単体では経営は成り立たないが
系列のヘルパーやデイサービスへ利用者を紹介することを当て込んで
わざわざ赤字経営のケアマネ事業をするのである

そのように考えている経営者は山ほどいる!

一方ケアマネ側も
デイサービスやヘルパーなどからの経済的に支援してもらっているならば

『ケアマネは公正中立である!』と声高らかには言えないのである

心の奥に『デイサービスに養ってもらっている・・・』
という後ろめたさがあってはダメなのだ!

デイサービス側もケアマネが公正中立を叫ぶのなら
『独立した経営をしろよ!』
と言いたくもなるだろう
金を出せば口も出したくなるのが人情というものだ

ケアマネジメントは本来、あらゆる社会資源の中から
もっとも適切な社会資源と結びつけるのが重要な役割である

自社への利益誘導や囲い込みなどはケアマネの風下にも置けない!

しかし
この『介護保険開始以来 収支差率マイナス』という不名誉な称号
ケアマネの専門職としてのプライドを傷つけ、おとしめ
囲い込み利益誘導という悪行をも

『仕方ないさ・・・』

というあきらめの気持ちにさせているのではないだろうか?

ケアマネが本来の役割を果たすためには
単独経営が可能な介護報酬は必須である

一方ケアマネも、専門職としての価値をおとしめる
『囲い込み』などは決してするべきでない!