ケアマネ仕事術

ケアマネに必要なスキルを磨くには?

ケアマネには様々な能力が必要である

・コミュニケーション力
・事務処理力
・情報提案力
・ネットワーク構築力

などなどである

これらのすべてにおいて満点に近い能力があれば
総合力の高いケアマネジャーと言えるであろう

しかし、私も含めて、多くのケアマネは得意な分野もあれば、不得意分野もある

例えば、この4科目の中で

コミュニケーション能力は抜群で、80点だったとしよう
しかし、ネットワーク構築力は苦手で30点しかない

この場合、ケアマネジャーとしての総合力を、最も効果的に上げるにはどうしたらよいか?

強みであるコミュニケーション能力をさらに伸ばす?

いや、苦手分野であるネットワーク構築力を伸ばす努力をしたほうがはるかに効果的である

80点であるコミュニケーション能力を90点にするには、莫大な労力を要する
しかし、30点であるネットワーク構築力は
少しのコツ苦手意識を改善すれば50点 60点と向上していくこともある
もしかしたら、ただの食わず嫌いで、『やってみたらどうってことなかった!』
なんてこともあるだろう

ネットワーク構築力は、これまで苦手意識を持ち、避けてきた『人 もの こと』
例えば、ネットワーク構築のための勉強会や懇親会の参加、医療機関への訪問など
苦手意識からストレスを感じ、無意識に避けてきた『人 もの こと』である

しかし、効率的にケアマネとしての総合力をあげるには、苦手意識を克服し
避けてきた分野に飛び込むしかない!

苦手な事例検討会に行けばストレスや居心地の悪さを感じるであろうが
『今、このストレスが俺を成長させているんだ!』
『ちくしょ〜 このストレスがたまらねぇ〜ぜ!』
という、どこかドMな発想も、時には必要であろう

これまで通り、苦手な世界を避け続けたい人は避け続ければいいだろう
しかし
昨日と同じ人に会い
昨日と同じ場所に安住し
昨日と同じ仕事をすれば
今日の自分は昨日と同じでしかない
小学生でもわかる理屈だ

昨日も今日もこれまでと同じことをして
明日違う結果を求めるのはナンセンスだ!

俺は少しでも昨日の自分を超えるんだ!
と思うのなら
これまで避けてきた『人 もの こと』に身を投じるしかない!

それらのハードルを乗り越えたとき
ケアマネとしてのステージが上がっているはずである
見える景色が変わっているはずである 

ケアマネは総合力が求められる職種でもある

『ケアマネとして、何が足りないのか?』を自問自答し
利用者さんのため、家族のため
知識やスキルの上書き保存を行っていかなければならない