ケアマネの教科書

時間外の電話対応

ケアマネの仕事は実質24時間対応みたいなものだ
特にうちは特定事業所加算を取っているので、24時間の対応が必須である

24時間と言ってもケアマネが夜勤をしているわけではなく
時間外は固定電話から携帯電話に転送されるようになっている

そして今日も携帯電話が鳴っている・・・
こちらの状況などお構いなしで・・・

すぐに取れない場合もあるので、着信履歴を見て折り返し電話をかける

どうも、ある特養からの着信のようである
さっそく掛けてみた

電話に出たのは、だみ声不愛想なおっさんである
多分、夜警の人だろう

嫌な予感がする・・・

・電話に出たおっさんの対応

『もしもし〇〇老人ホームですが?』
〇〇老人ホームですが、何か文句でもあるのか?
とでも言いたそうな感じで、好感度ゼロである・・・

『私、〇〇事業所のケアマネの〇〇と申します。先ほどご連絡をいただいたのですが、電話に出ることが出来なくて申し訳ありません』

『ご用件は?』
こっちはお宅に用はないんだよ!
お宅から着信があったから、こうしてわざわざかけ直してるんだよ!

『誰を呼べばいいの?』

いやいや、だからそれがわかったら苦労しないんだよ!

『こんな時間に電話かけられてもこまるんですけどね〜』
それはこっちのセリフである!

『一応、誰がかけたか聞いてみるけどね〜』
さっさと聞けよこのやろ〜

『誰もお宅に電話かけてないようだよ!』
だったらこの着信履歴はなんなんだ?

こうしておっさんとの不毛なやり取りは続き
結局、誰がかけたのかもわからず
無駄な時間が過ぎていくのであった・・・