ケアマネジャーの主張

ケアマネが評価されない理由とは?

ケアマネはなぜか評価されない・・・
ケアマネ不要論も飛び出すほど、評価されていない

現場で働くケアマネとしてはなんともやりきれない思い

この『なぜ?』を
勝手に
自分なりに
わがままに検証してみたところ

ケアマネが評価されないのは
職員旅行や飲み会の幹事が、評価されないのと似ている

その共通点とは

1 どんなに頑張っても不満を言われてしまう

職員旅行や飲み会の幹事をしたことがある人ならおわかりだと思うが
みんなのためにどんなに頑張っても、不満を言う人は必ずいる
『ここの飯はまずい』
『もっと安くならないのか!』
『あんまり楽しくない!』
こんな調子である・・・
「不満 イラスト」の画像検索結果
介護保険制度も完ぺきではないと思う
いや制度としては未成熟だ!
であるから、様々なところで
制度の不備に対する不満や苦情は出るものだ!
そんな時、必ず人間と言うのは犯人捜しをしてしまう
『制度がうまく機能しないのはなぜだ!』
『それは誰の責任だ!』
めでたく、その容疑はケアマネにかけられている・・・
その責任をケアマネが一人背負っているような気がしてならない

2 決定権・権限はない

幹事には、旅行などの行先や予算を決定する権限がない
上司が
『予算はこれだけ!』
『行先はここ!』

などとすでに決めてしまっているのである
その予算範囲や、決定している行先の中で
幹事は、少しでも楽しんでもらおうと一生懸命に努力している

介護保険にしても
厳しい財政状況の中、社会保障費は削られ
理不尽なルールサービスの制約などを一方的に決められている中
少しでも利用者やその家族のためになればと思い、ケアマネは走り回っているが
その苦情や不満の矛先はケアマネに向かっているようである

予算や行き先を決めたA級戦犯である上司や厚労省はまったくの無傷に近い

そんな中でも
上司や厚労省が
『まあお金がない中、ケアマネ(幹事)も頑張ってやってくれているじゃないか!』
の言葉が一言でもあれば報われるのだが

一緒になって
『ケアマネ(幹事)はけしからん!』と批判し
『ケアマネなんていらねぇ〜んじゃねぇ〜か?』
と言う始末である
「不満 イラスト」の画像検索結果
こんなことでは
ケアマネ(幹事)も『やってられねぇ〜よ!』
ぐらいのことは当然言うだろう!

批判されたケアマネ(幹事)は
『二度とやらねぇ〜ぞ!』
ぐらいのことは当然思うだろう!

ケアマネも完ぺきとは言わないし
レベルの低いケアマネも中には確かにいる
しかしそれは、ケアマネだけが責められることなのだろうか?
どの職種を見渡しても、レベルの高い人もいれば低い人もいる!

これも
介護保険制度と言う、貧乏旅行の幹事を受けたケアマネの運命とあきらめ
介護保険をダメにした容疑をかけられ続け
いずれは消えてしまう職種となるのだろうか?