ケアマネは医療職との連携が不可欠だ
とりわけ医師との連携は最重要課題と言ってもよいが
なかなかうまく連携をとることができていないのが実情であろう
まず、医師と連絡を取りたいが
いつ電話をかけたらよいのか迷ってしまう
なぜ迷うのかというと
『今、患者さんを診察している時間で多忙なのではないか?』
『今、連絡すると迷惑なのではないか?』と
気をまわしてしまうのだ!
まるで、気になる異性に電話をかけたいが
『今かけると迷惑なんじゃないか?』
と不安に思ってかけることができない
どこかあの気持ちに似ている
『ダイヤルまわして〜 手を止めた〜 ♪』
と歌い継がれるほど、誰もが経験するあの気持ちである
現在、医師に連絡を取る際に一つ頼りになるものがあるらしい
それはケアマネタイムだ!
何やら『ショータイム』のように楽しいひと時が過ごせるのかと誤解しそうであるが
そんな気の利いたものではなく
医師会が中心となって作成した、ケアマネが医師に連絡してもよいという時間
つまり『医師は多忙だが、この時間ならケアマネの相手をしてやってもよい!』
という完全に上から目線のタイムなのだ
まあそれでも『ケアマネのために時間を割こうではないか!』
という心意気は感じる
ケアマネはこの医師の心意気に応えるべく
ケアマネタイムを大いに活用しなければなるまい
ところが、このケアマネタイムは、まだまだ使い勝手が悪い
まず、連絡を取りたい医師がケアマネタイム一覧に載っていない
あくまで、医師会が主導で行っているもので
すべての医師を網羅したものではない
とくに総合病院の勤務医などはほとんど全滅と言ってよい
また、載ってあったとしても
月曜から土曜日まで、午前も午後もほとんど×印の医院がある
つまり、どの時間もケアマネの相手などしていられるか!
というメッセージだろう・・・
なんて医師なんだ!
×印ばかりつけるくらいなら、最初から載せるなよ
のび太のテストじゃあるまいし!
まあ、そんな不満もあるが、ケアマネとして
ケアマネタイムという時間指定があるわけだから
わざわざそのケアマネタイムに連絡を入れるわけであるが
当の医師は
『ケアマネタイムって何?』
と言う始末である・・・
まったくそんな調子であるから
ケアマネは医師との連絡をいつ取ろうか悩むわけである