介護報酬が4月に改定された
表向きは6年ぶりの報酬単価アップなどと大々的に言われているが
実際にそうだろうか・・・
厚労省のお役人様は『メリハリをつけた!』
という聞こえの良い響きのスローガンを掲げ、国民をだましているが
その言葉をわかり易く通訳すると『加算と減算の雨あられ』ということだ・・・
お役人様は
『頑張って加算を取ればなんとか経営は出来ると思います』
とすまし顔でおっしゃられるが
その加算を取ろうとした場合
必要となる人員や書類の手間を考えれば
とても採算の合うものではない・・・
ペットボトルのお茶代程度の報酬UPで多大な要求・・・
これじゃあ町内会の清掃活動と同じじゃないか!
『はい 清掃お疲れ様! これ持って帰ってね♡』
あまりにも費用対効果が悪く、とても加算を算定できるものではない!
また一方で
減算規定が厳しくなり
減算を避けるために、誰がどう見ても必要と思えない書類作りに日々追われ
利用者そっちのけで書類作りに励む・・・
時計を見れば『もうこんな時間・・・』
働き方改革で早く帰りましょう?
労働を司る厚生労働省様のルール変更でドンドン帰りが遅くなるんですけど
『やっとできた!』
汗水たらしてパソコンにかじりついて
出来上がった書類を見て・・・
『誰が見るねん!』
『誰のための書類やねん!』
というやるせない感情が心の底から湧き出てくる・・・
その後は疲労感と徒労感と情けなさから
なぜか目から汗が流れてくる・・・
これがまさに介護現場の現状である
介護報酬アップなど夢のまた夢・・・
特に大儲けしようなどと思っていないが
せめて家族を養っていけるだけの収入がほしい
そんな当たり前のことが
『出来ない』『口に出せない』『かなわない』
そんな中でも事業を継続させ、なんとか利用者を守ろうと
知恵を絞って経営努力を続けいているのであるが
それもそろそろ限界に近いのではないか・・・
いずれにしても
社会保障費を削減したい厚労省の思惑通りになったわけだ・・・
心から『おめでとう』と言いたい!