ケアプラン2表文例

【歩行補助杖】ケアプラン記入例(文例)20事例

ケアプラン1・2表の記載例 杖レンタル 編!

・ケアプランに歩行補助杖を位置付ける際に文例を参考にしたい。

・ケアプラン文例・記入例を参考に効率よくケアプランを作りたい。

そんなケアマネの為に
場面ごとの居宅サービス計画書1表 2表をまとめました。

今後随時更新して追加していきます!

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

本人の意向

  • 自宅では、家具や壁をつたってなんとか移動できています。でも外出して長い距離を歩くのも困難です。これからも通院や買い物は人の手を借りずに行きたいので、安全を考え杖を使いたいです。
  • 自宅の中はなんとか物をつたって歩くことができます。外は支えがないと長く歩くことができません。外出したり、通院したりする時に杖がないととても困ります。
  • 杖があるおかげで、人の手を借りずに買い物や通院ができ、不便なく生活が送れています。今後もレンタルを希望します。
  • 杖を使って歩けるようになりたい。

家族の意向

  • 転倒してしまうのではないかと思うと不安です。安全に生活できるようにしてもらいたいです。
  • 今後も福祉用具を借りることで安全な毎日を送ってもらいたい。

ケアマネの課題分析結果

  • 以上の利用者及び家族の意向を踏まえ、両下肢痛や腰痛、骨粗鬆症の既往があり、また下肢筋力の低下も著しく、常に転倒のリスクを伴う。『日常生活のことは出来る限り自分でやりたい』という本人の強い思いがあり、今後も通院や買い物などは自分で行い、活動領域を狭めることなく、自立した生活を送るには歩行補助杖が必要である。
  • 以上の利用者及び家族の意向を踏まえ、両下肢の筋力低下が著しく転倒のリスクが高い。ほぼ毎日通院等で外出をしなければならないため、長距離の移動は大きな負担となっている。今後も通院・買い物といった社会活動の継続には歩行補助杖が必要である。
  • 以上の利用者及び家族の意向を踏まえ、慢性心不全の為、短距離の歩行は可能ですが長時間の歩行は困難である。身体的な負担と痛みから、外出に対して消極的になり、閉じこもりになる可能性もある。歩行補助杖での安全・安楽な移動が不可欠である。歩行補助杖を使用することで、外出機会の確保や生きがいづくりに繋がる。
  • 以上の利用者及び家族の意向を踏まえ、歩行状態が不安定で、体力的にも長時間の歩行が困難である。買い物や通院などの外出時には、安全に移動できる歩行補助杖が必要である。
  • 以上の利用者及び家族の意向を踏まえ、日常的に転倒・骨折を繰り返しており疼痛の訴えが常時ある。歩行時の痛みと筋力低下により、屋内、屋外共にフリーハンドで歩行することは困難であり、移動は歩行補助杖を使用することで安全に行うことができる。
  • 以上の利用者及び家族の意向を踏まえ、本人の精神的・身体的苦痛を軽減し、さらにベッドや自宅中心の生活から、地域へと活動領域を拡大していくためには歩行補助杖が必要である。
  • 以上の利用者及び家族の意向を踏まえ、自宅で転倒し大腿骨頸部を骨折し入院。その後、下肢筋力の低下が見られ、歩行が不安定となった。歩行補助杖を使用することにより、身体への負担が軽減され、安全に歩行が出来るようになる。
  • 以上の利用者及び家族の意向を踏まえ、腰椎圧迫骨折・胸部圧迫骨折のため、治療およびリハビリ目的で入院していた。そのため、歩行時には痛みを伴い、筋力低下による転倒の危険性もある。安全な移動のために歩行補助杖を利用することで、転倒防止を図り安全な移動が可能となる。
  • 以上の利用者及び家族の意向を踏まえ、過度な動作は本人の心肺への負担が大きく、特に屋外の移動は本人にとって大きな負担となり、呼吸苦や疲労から転倒のリスクにもつながる。安全に安心して屋外を移動するには歩行補助杖が必要である。
  • 以上の利用者及び家族の意向を踏まえ、パーキンソン病の疾患があり、小刻み歩行や前傾姿勢が顕著で、自宅でも毎日のように転倒している。屋外での長距離歩行はさらに転倒リスクが高まるため、安全に移動し、介護者の負担を軽減するには歩行補助杖が必要である。

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総合的な援助の方針

両下肢痛や腰痛があり、また下肢筋力の低下も著しく転倒のリスクを伴います。『日常生活のことは出来る限り自分でやりたい』というご本人の強い思いがあり、今後も通院や買い物などは自分で行い、活動領域を狭めることなく、自立した生活が送れるように安全に移動できる環境を整備します。

【緊急連絡先】
長女携帯電話:(TEL:000-000-0000)
主 治 医 :(TEL:000-000-0000)○○病院

両下肢の筋力低下が著しく転倒のリスクがあります。ほぼ毎日通院等で外出をしなければならないため、長距離の移動は大きな負担となっている。今後も通院・買い物といった社会活動が継続できるようにサポートしていきます。

【緊急連絡先】
長女携帯電話:(TEL:000-000-0000)
主 治 医 :(TEL:000-000-0000)○○病院

慢性心不全の為、短距離の歩行は可能ですが長時間の歩行は危険を伴います。身体的な負担と痛みから、外出に対して消極的になり、閉じこもりになる可能性もあることから、安全に移動できる手段を提供することで、外出機会の確保や生きがいづくりに繋げていきます。

【緊急連絡先】
長女携帯電話:(TEL:000-000-0000)
主 治 医 :(TEL:000-000-0000)○○病院

歩行状態が不安定で、体力的にも長時間の歩行は転倒リスクもあり、ご本人の負担となっています。在宅生活を継続するにあたり、買い物や通院などはできる限り自分で行いたいという強い思いがあり、安全に移動できる環境を整備することで、望む暮らしの実現を目指していきます。

【緊急連絡先】
長女携帯電話:(TEL:000-000-0000)
主 治 医 :(TEL:000-000-0000)○○病院

自宅で転倒し大腿骨頸部を骨折し入院。その後、下肢筋力の低下が見られ、歩行が不安定となりました。退院するにあたり、安全に移動できる環境を整備することで、生活に対するモチベーションを維持向上させ、いつまでもご本人の望まれる自宅での生活が継続できるように支援していきます。

【緊急連絡先】
長女携帯電話:(TEL:000-000-0000)
主 治 医 :(TEL:000-000-0000)○○病院

両膝の痛みを軽減できるような環境を整備することで、外出に対する意欲が向上し、外出や運動が習慣化できるように支援していきます。

【緊急連絡先】
長女携帯電話:(TEL:000-000-0000)
主 治 医 :(TEL:000-000-0000)○○病院

ご本人の精神的・身体的苦痛を軽減し、さらにベッドや自宅中心の生活から、地域へと活動領域を拡大していくために、安全に移動できる手段を提供し、意欲的で活動的な毎日が過ごせるようにします。

【緊急連絡先】
長女携帯電話:(TEL:000-000-0000)
主 治 医 :(TEL:000-000-0000)○○病院

ニーズ 長期目標 短期目標 サービス内容

下肢筋力低下・転落防止

ニーズ 長期目標 短期目標 サービス内容
転倒を防ぎ、安全に歩行したい 身体機能を維持する事ができる 転倒しない様に気をつける 歩行補助杖レンタル※安全に移動動作を行うために必要
転倒せずに安心して生活を続けたい 安全に生活できる 転倒を予防し、安全に歩行することができる 歩行補助杖レンタル※一人で安全に歩行を行うために必要
身体機能の低下を予防して、事故なく安心して暮らしたい 転倒等の事故を防ぐことができる 今よりも体力がつき、外出に対する不安が軽減できる 歩行補助杖レンタル※一人で安全に歩行を行うために必要
股関節の可動域制限及びそれに伴う下肢筋力低下により、移動時には介助が必要である 安全に移動ができる 一人で移動動作を行うことができる 歩行補助杖レンタル※一人で安全に歩行を行うために必要
安全に生活できるように現在の歩行能力を維持していきたい 安全・安楽に歩行できる 福祉用具を使用して歩行が維持できる 歩行補助杖レンタル※一人で安全に移動動作を行うために必要
下肢筋力低下がある為、支えがないと転倒してしまう 転倒することなく安全に歩行できるようになる 室内を安全に移動することができる 歩行補助杖レンタル(安全に屋内外を移動するために必要)

歩行が目標

ニーズ 長期目標 短期目標 サービス内容
誰の手も借りずに自分で歩けるようになりたい 下肢筋力をつけ見守りの中、安全に歩けるようになる まずは室内で安全に歩行できるようになる 歩行補助杖レンタル※一人で安全に移動動作を行うために必要
歩行が不安定で転倒が心配、リハビリで体力・筋力をつけたい 歩行状態が安定する リハビリをする機会を確保し、身体を動かすのが楽になる 歩行補助杖レンタル※一人で安全に歩行を行うために必要
自分で外出できるようになりたい 家の周りを散歩することができる 自宅内を安全に歩行することができる 歩行補助杖レンタル※一人で安全に歩行を行うために必要

自宅内を安全に移動

ニーズ 長期目標 短期目標 サービス内容
自宅内で安全に移動(歩行)できるようになりたい 介助なしで自宅内での移動が安全にできる 介助により安全に移動ができる 歩行補助杖レンタル※安全に移動動作を行うために必要
自分でできることは自分で行い、身体機能の低下を防ぎたい 現在の身体機能が維持できる 転倒しないように気をつけ、自分で室内を移動できる 歩行補助杖レンタル※安全に歩行を行うために必要
下肢筋力の低下がみられるが安全に移動したい 家の周りを散歩することができる 自宅内を安全に移動することができる 歩行補助杖レンタル※一人で安全に移動動作を行うために必要
安全に室内外の移動を行い、活動領域を広げていきたい 活動領域が拡大する 安全に室内を移動することができる 歩行補助杖レンタル※安全に歩行を行うために必要
※本人が使い慣れているため、通所サービスにおいても使用する

食堂への移動

ニーズ 長期目標 短期目標 サービス内容
自分一人で食堂まで移動したい 介助なしで安全に食堂まで移動できるようになる 福祉用具を活用して安全に食堂まで移動できる 歩行補助杖レンタル※安全に歩行を行うために必要

トイレ(排泄)

ニーズ 長期目標 短期目標 サービス内容
動作に時間がかかり排泄に不安があるが、自分一人で排泄したい 自力でトイレに行けるようになる 福祉用具を活用して、安全に移動できるようになる 歩行補助杖レンタル※一人で安全に移動動作を行うために必要
誰の手も借りずにトイレで排泄をしたい 介助なしで安全にトイレで排泄できるようになる 一部介助により安全にトイレで排泄できるようになる 歩行補助杖レンタル※安全に歩行を行うために必要

寝たきり防止

ニーズ 長期目標 短期目標 サービス内容
身体機能が落ちないように活動的な生活を送りたい 活動的な毎日を送ることができる 転倒を予防し、室内を安全に歩いて移動することができる 歩行補助杖レンタル※一人で安全に移動動作を行うために必要
寝たきりにならないようにしたい 足腰に負担をかけずに無理なく生活できるようになる 移動動作(歩行)が楽に行える 歩行補助杖レンタル※安全に歩行を行うために必要

通院

ニーズ 長期目標 短期目標 サービス内容
病状の管理をしっかり行い健康的な生活をしたい 定期的に病院受診を行い健康的な毎日を送る 安全に通院することができる 歩行補助杖レンタル※一人で安全に移動動作を行うために必要

外出

ニーズ 長期目標 短期目標 サービス内容
人との関わりを持って、活動的な日常生活を送りたい 日常生活における活動領域を拡大させる 外出を毎日の日課にする 歩行補助杖レンタル※安全に歩行を行うために必要
外出して外の空気を思いっきり吸いたい 散歩など外出の機会が増え、気分転換を図れるようになる 歩行補助杖を使用して安全に外出できるようになる 歩行補助杖レンタル※一人で安全に移動動作を行うために必要

買物

ニーズ 長期目標 短期目標 サービス内容
歩行が不安定で心配だが買い物や外出をしたい 安心して、買い物や外出ができるようになる 福祉用具を活用して安全に買い物・外出ができるようになる 歩行補助杖レンタル※安全に歩行を行うために必要
できる範囲の買い物や散歩を継続して行いたい 買い物・散歩が毎日できる 買い物・散歩が少しでもできるようになる 歩行補助杖レンタル※安全に歩行を行うために必要
自分で買い物に行きたい 自分の好みの食材をお店で見て買い物できる 福祉用具を活用して、安全に店まで移動することができる 歩行補助杖レンタル※一人で安全に移動動作を行うために必要

デイサービス

ニーズ 長期目標 短期目標 サービス内容
最近外出の機会が減ってきたが、以前のように活動的な毎日を送りたい 定期的に外出して、季節や外の雰囲気を感じることができる 少しずつ外出する機会を増やしていく 歩行補助杖レンタル※一人で安全に移動動作を行うために必要
定期的に外出し活動的な毎日を送りたい 定期的に外出して、趣味活動や親しい友人と会話を楽しみ、生きがいのある生活を送る 少しずつ外出する機会を増やしていく 歩行補助杖レンタル※一人で安全に移動動作を行うために必要

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歩行補助杖利用までの支援経過記録

歩行補助杖の導入

【歩行補助杖導入 パターン1】
移動時に転倒リスクが高い。また時間帯による状態変化があり、常に状態にあった移動手段を確保する必要がある。安全に移動し、本人の負担を軽減するには歩行補助杖が適当であると判断したため、歩行補助杖導入の提案をした。利用者からも導入を検討したいとの回答あり。後日アセスメントのために自宅に訪問すると伝える。
【歩行補助杖導入 パターン2】
利用者より相談あり。『外出時に長距離を自力で歩行するのは難しいので歩行補助杖をレンタルしたい。』とのこと。移動時の転倒リスク軽減と活動範囲の拡大のため、歩行補助杖導入を検討する必要がある。後日アセスメントのために自宅に訪問すると伝える。

アセスメント

【歩行補助杖利用のアセスメント実施】
利用者宅において利用者および家族と面接し、アセスメントの趣旨を十分に説明し、理解・同意を得た後、ケアプラン原案作成のためのアセスメントを実施した。
※内容はアセスメントシート参照
【アセスメント結果 パターン1】
自力で歩行することは困難である。介護者は高齢で介護に多くの負担をかけられない状況である。安全な移動手段の確保と介護者の負担軽減のため、担当ケアマネジャーとして歩行補助杖の導入が適切だと判断した。
【アセスメント結果 パターン2】
日常的に転倒・骨折を繰り返しており疼痛の訴えが常時ある。歩行時の痛みと筋力低下により、屋内、屋外共に支えなしで歩行することは困難であり、安全な移動手段確保のため歩行補助杖の導入が適切だと判断した。
【アセスメント結果 パターン3】
両下肢の麻痺や痺れ、可動域の制限があり、歩行状態が不安定である。『できる限り自分でできることは自分でやりたい』という本人の強い思いがあり、今後も活動領域を狭めることなく、自立した生活を送るには、歩行補助杖導入が適切だと判断した。

サービスの調整

【レンタル事業所の提案】
事業所の一覧を提示したうえで、複数の事業所の特徴やサービス提供エリア等を説明する。利用者及び家族より「ケアマネジャーに一任する」との返答をいただいたため、〇〇事業所の利用を提案する。
※〇〇事業所が合わなかった場合、他のサービス事業所の紹介を求めることが可能であると説明した。
【歩行補助杖導入の調整】
〇〇事業所の〇〇氏に連絡を入れ、利用者の希望と簡単な基本情報を伝えたうえで、歩行補助杖のサイズや機能等について確認する。
基本情報については利用者及び家族の同意を得たうえで、後日FAXにて情報提供する。
歩行補助杖のタイプ:
利用者の希望及び事業所の都合を勘案した結果、歩行補助杖の搬入は〇月〇日に決定。
以上の内容を利用者及び家族、事業所、ケアマネ間で合意し情報共有した。

サービス担当者会議

【サービス担当者会議の日程調整】 
歩行補助杖利用のためのサービス担当者会議について日程調整を行う。
日時:〇月〇日 〇時から開催予定
場所:
参加者:        不参加者:
(不参加者については照会にて対応する。※照会内容については別紙参照)
【サービス担当者会議実施】
歩行補助杖新規利用のためのサービス担当者会議を利用者宅にて実施する。利用者の状況等に関する情報を担当者と共有するとともに、ケアプランの原案内容について、担当者から、専門的な見地からの意見を求め調整を図った。
※詳細は担当者会議の要点(第4表)参照

ケアプラン同意

【ケアプラン同意】
ケアプラン原案の内容について利用者及び家族に書面をもって説明した。その際、複数のサービス事業所の中から選択することが可能であることと、ケアプランに位置付けたサービス事業所の選定理由、根拠を説明したのち、合意を得て文書で交付した。
【ケアプラン交付:事業所】
介護サービス事業所に対して居宅サービス計画書の趣旨や内容について理解できるように説明した上で、居宅サービス計画(1)及び(2)、週間サービス計画表、提供票、提供票別表を交付した。
【個別援助計画の提出依頼】
〇〇事業所 〇〇氏に対して個別援助計画の提出を依頼する。
【個別援助計画の受領】
〇〇事業所の〇〇氏より個別援助計画を受領する。ケアマネジャーが作成する居宅サービス計画書との連動性や整合性について相違がないことを確認した。

モニタリング

【歩行補助杖導入後のモニタリング訪問】
歩行補助杖導入後の利用状況や満足度等を確認するため利用者宅を訪問する。
利用者の様子:
事業所からの情報:

歩行補助杖レンタルが必要な理由

  • 両下肢痛や腰痛、骨粗鬆症の既往があり、また下肢筋力の低下も著しく、常に転倒のリスクを伴う。『日常生活のことは出来る限り自分でやりたい』という本人の強い思いがあり、今後も通院や買い物などは自分で行い、活動領域を狭めることなく、自立した生活を送るには歩行補助杖が必要である。
  • 両下肢の筋力低下が著しく転倒のリスクが高い。ほぼ毎日通院等で外出をしなければならないため、長距離の移動は大きな負担となっている。今後も通院・買い物といった社会活動の継続には歩行補助杖が必要である。
  • 慢性心不全の為、短距離の歩行は可能ですが長時間の歩行は困難である。身体的な負担と痛みから、外出に対して消極的になり、閉じこもりになる可能性もある。歩行補助杖での安全・安楽な移動が不可欠である。歩行補助杖を使用することで、外出機会の確保や生きがいづくりに繋がる。
  • 歩行状態が不安定で、体力的にも長時間の歩行が困難である。買い物や通院などの外出時には、安全に移動できる歩行補助杖が必要である。
  • 日常的に転倒・骨折を繰り返しており疼痛の訴えが常時ある。歩行時の痛みと筋力低下により、屋内、屋外共にフリーハンドで歩行することは困難であり、移動は歩行補助杖を使用することで安全に行うことができる。
  • 本人の精神的・身体的苦痛を軽減し、さらにベッドや自宅中心の生活から、地域へと活動領域を拡大していくためには歩行補助杖が必要である。
  • 自宅で転倒し大腿骨頸部を骨折し入院。その後、下肢筋力の低下が見られ、歩行が不安定となった。歩行補助杖を使用することにより、身体への負担が軽減され、安全に歩行が出来るようになる。
  • 腰椎圧迫骨折・胸部圧迫骨折のため、治療およびリハビリ目的で入院していた。そのため、歩行時には痛みを伴い、筋力低下による転倒の危険性もある。安全な移動のために歩行補助杖を利用することで、転倒防止を図り安全な移動が可能となる。
  • 過度な動作は本人の心肺への負担が大きく、特に屋外の移動は本人にとって大きな負担となり、呼吸苦や疲労から転倒のリスクにもつながる。安全に安心して屋外を移動するには歩行補助杖が必要である。
  • パーキンソン病の疾患があり、小刻み歩行や前傾姿勢が顕著で、自宅でも毎日のように転倒している。屋外での長距離歩行はさらに転倒リスクが高まるため、安全に移動し、介護者の負担を軽減するには歩行補助杖が必要である。

サービス担当者会議の要点

変形性膝関節症 転倒リスク
検討した項目
①居宅サービス計画書(1~3表)原案の内容について
②居宅サービス計画書(1~3表)原案について利用者及び家族の意向
③各専門職(事業所)の意見
歩行補助杖レンタルの必要性について

検討内容
ケアマネジャーより居宅サービス計画書(1~3表:※別紙参照)についての説明を行う。

②居宅サービス計画書(1~3表原案について利用者及び家族の意向
利用者⇒「歩行補助杖があるおかげで、人の手を借りずに自宅内を移動することができ、不便のない生活が送れています。今後もレンタルを希望します。」

家族⇒「最近では転倒しそうになることも頻繁にあって心配。私も歳だし、十分に見守りや介助ができるか不安です。安心して介護できるよう手すりをお借りしたい。」

③各専門職(事業所)の意見
福祉用具専門相談員⇒先日搬入した歩行器について、『安心して移動ができます』と喜ばれていました。ご家族も『一人で動ける範囲が広がりました』と笑顔で話されていました。移乗・移動動作の際に、転倒リスクを軽減するために、歩行補助杖が必要だと思います。

歩行補助杖レンタルの必要性について(ケアマネジャーの意見)
変形性膝関節症のため膝に痺れと痛みがあります。移乗・移動動作の際に膝への負担が大きく、バランスを崩して転倒する危険性があるため、安全な生活環境を整備することが必要です。歩行補助杖があることで膝への負担を軽くすることはもちろん、活動領域の拡大や活動性の向上も期待できます。ご本人やご家族の意向、各専門職の意見を総合的に勘案すると、今後も歩行補歩行補助杖をレンタルする必要があると思います。

結論
・今回提示した居宅サービス計画書(1~3表)について、利用者、家族、事業所からの合意を得た。
歩行補助杖をレンタルし安全に生活できる環境を整備することで、活動的な生活を目指していく。
・使用方法等についてしっかり説明し、安全に利用できているか定期的なモニタリングで観察する。
・各サービス事業所に対して個別援助計画の提出を依頼する。

残された課題⇒なし。
(現状はしばらく様子観察とし、短期目標の期限までにサービス担当者会議を開催して再検討する。ただし、モニタリング等において、新たな問題や課題等が発生した場合には、サービス担当者会議は随時開催する。)

自宅内の移動
検討した項目
①居宅サービス計画書(1~3表)原案の内容について
②居宅サービス計画書(1~3表)原案について利用者及び家族の意向
③各専門職(事業所)の意見
歩行補助杖レンタルの必要性について

検討内容
ケアマネジャーより居宅サービス計画書(1~3表:※別紙参照)についての説明を行う。

②居宅サービス計画書(1~3表原案について利用者及び家族の意向
本人⇒自宅の中はなんとか歩行補助杖で移動することができます。特にトイレに行く際は足元がフラフラするので、支えがないと転倒してしまいそうで怖いです。引き続き歩行補助杖を使用したいです。

家族⇒「最近では転倒しそうになることも頻繁にあって心配です。私自身も体調がよくなく、その都度介助するのは負担になっています。できる限り自分の力で移動してもらいたいです。」

③各専門職(事業所)の意見
福祉用具専門相談員⇒歩行補助杖についてお話を聞いたところ『安心して室内を移動できます』と喜ばれていました。ご家族も『一人で動ける範囲が広がって助かっています。』と笑顔で話されていました。一人で歩行することは、転倒のリスクも高まるため、今後も歩行補助杖が必要だと思います。

歩行補助杖レンタルの必要性について(ケアマネジャーの意見)
下肢筋力の低下が見られ、支えなしでの歩行は難しくなっています。自宅内の主要な動線には手掛かりになるものがなく、歩行移動は転倒のリスクが高いです。歩行補助杖を使用することにより、安全に自宅内を移動できるだけでなく、介護者の負担も軽減できます。ご本人やご家族の意向、各専門職の意見を総合的に勘案すると、今後も歩行補助杖をレンタルする必要があると思います。

結論
・今回提示した居宅サービス計画書(1~3表)について、利用者、家族、事業所からの合意を得た。
歩行補助杖をレンタルし安全に生活できる環境を整備することで、活動的な生活を目指していく。
・使用方法等についてしっかり説明し、安全に利用できているか定期的なモニタリングで観察する。
・各サービス事業所に対して個別援助計画の提出を依頼する。

残された課題⇒なし。
(現状はしばらく様子観察とし、短期目標の期限までにサービス担当者会議を開催して再検討する。ただし、モニタリング等において、新たな問題や課題等が発生した場合には、サービス担当者会議は随時開催する。)

買い物 通院 外出
検討した項目
①居宅サービス計画書(1~3表)原案の内容について
②居宅サービス計画書(1~3表)原案について利用者及び家族の意向
③各専門職(事業所)の意見
歩行補助杖レンタルの必要性について

検討内容
ケアマネジャーより居宅サービス計画書(1~3表:※別紙参照)についての説明を行う。

②居宅サービス計画書(1~3表原案について利用者及び家族の意向
本人⇒「歩行補助杖があるおかげで、人の手を借りずに買い物や通院ができ、不便なく生活が送れています。今後もレンタルを希望します。」

家族⇒「自宅内だけで過ごしていると歩けなくなって、筋力や体力が低下するのではないかと心配です。できる限り外出してもらいたいけど、安全に外出できるか心配です。」

③各専門職(事業所)の意見
福祉用具専門相談員⇒「支えなしで歩行することは転倒リスクもあり難しいようです。日常生活のことはできる限り自分で行いたい。というお気持ちが強く、歩行補助杖を使用することで通院や買い物などをご自分で行うことができます。安全にご利用できるように使用方法の説明や整備点検を今後も行っていきたいと思います。」

歩行補助杖レンタルの必要性について(ケアマネジャーの意見)
自立心が強く、自分のことは自分でやりたいという思いがありますが、下肢筋力の低下に伴う転倒リスクが常にあります。できる限り自宅に閉じこもることなく、活動領域を広げ、社会とのつながりを持ちながら、自立した生活を送るには、自分で安全に外出できる手段が必要です。ご本人やご家族の意向、各専門職の意見を総合的に勘案すると、歩行補助杖をレンタルする必要があると思います。

結論
・今回提示した居宅サービス計画書(1~3表)について、利用者、家族、事業所からの合意を得た。
歩行補助杖をレンタルし安全に生活できる環境を整備することで、活動的な生活を目指していく。
・使用方法等についてしっかり説明し、安全に利用できているか定期的なモニタリングで観察する。
・各サービス事業所に対して個別援助計画の提出を依頼する。

残された課題⇒なし。
(現状はしばらく様子観察とし、短期目標の期限までにサービス担当者会議を開催して再検討する。ただし、モニタリング等において、新たな問題や課題等が発生した場合には、サービス担当者会議は随時開催する。)