ケアプラン1・2表の記載例 介護ベッドレンタル 編!
・ケアプランに介護ベッドを位置付けたいけど文例を参考にしたい
・ケアプランを効率よく作りたい
そんなケアマネの為にケアプラン文例・記入例(介護ベッド編)を作成しました♪
今後随時更新して追加していきます!
目次(もくじ)
利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果
本人の意向
- ベッドを使用することで、何とか自分で起き上がりや立ち上がりができています。床に布団を引いての生活は、一人で立ち上がることができず、家族の手を借りないと起き上がれません。自分でできることは自分でしていくつもりなので、介護ベッドは使用させていただきたい。
- 軽度の麻痺があることや股関節の置換術を受けている事もあり、思うように立ち上がり動作が行えません。現在、介護ベッドがあるので立ち上がりが安全に行え、体勢を整えて1歩を踏み出すことができています。体調が悪い時もゆっくり体を休めることができるので、是非これからも引き続き介護ベッドを使いたいです。
- 腰の痛みで寝返りができません。介護ベッドを利用することで、高さを自分の立ち上がりしやすいレベルに合わせられるし、柵を両手で持てば立ち上りが楽になり、痛みも軽減出来ます。これからも介護ベッドが必要です。
- 私は、24時間在宅酸素をしているので、寝起きの際にベッドがないと安心して立ち上がりができずに困ります。また、ベッドで横になり呼吸が苦しくなっても、背上げ機能を使用して、上半身を起こすと呼吸が楽になります。
- 主治医の先生から『背中を少しあげて寝るように!』とアドバイスを受けているので、その通りにして寝る事で、呼吸もしやすく、夜間も安心して眠る事が出来ます。これからも介護ベッドを利用したいです。
- 寝返りは何かにつかまらなければできません。柵を持てばなんとか可能です。ベッドからの起き上がりや立ち上がりは、背上げ機能を使い負担がないように行っています。介護ベッドがあるおかけで寝起きは自分で出来ているので、今後も引き続きレンタルを希望します。
- 足腰が弱って布団での生活はできない状態です。介護ベッドであれば、自分で立ち上がったり、起き上がったりできるので、引き続きベッドを使用させていただきたいです。
- 膝や腰に痛みがあり、立ち上がりの時はどうしても介護ベッドを支えにしないと、転倒してしまいそうです。安全に不安なく立ち上がりができるよう、これらも介護ベッドをお借りしたい。
- 両膝の痛みもあり立ったり寝返りを打ったりすることも難しくなってきています。体力・筋力もなくなり、すぐに呼吸があがり苦しくなるので、これからも介護ベッドを使用したいです。
家族の意向
- 転倒してしまうのではないかと思うと不安です。安全に生活できるようにしてもらいたいです。
- 今後も福祉用具を借りることで安全な毎日を送ってもらいたい。
ケアマネの課題分析結果
- 以上の利用者及び家族の意向を踏まえ、気持ちが不安定になりやすい事から不眠や頭痛などの症状が起こっている。不眠時での立ち上がりは意識がもうろうとして、転倒リスクがある為、安全な起居動作の為、特殊寝台(介護ベッド)が必要である。
- 以上の利用者及び家族の意向を踏まえ、起居動作時の痛みと、筋力低下により転倒することもしばしばある。介護者も高齢で、充分な介護は期待できない。本人の精神的・身体的苦痛および妻の介護負担を軽減する目的で、特殊寝台(介護べッド)が必要である。
- 以上の利用者及び家族の意向を踏まえ、仰臥位の際に上半身をギャッジアップすることで食道への逆流を防止し症状悪化が予防できるため、ギャッジアップ(背上げ)機能付きの特殊寝台(介護ベッド)が必要である。
- 以上の利用者及び家族の意向を踏まえ、血圧の変動による頭痛やめまいの症状がある。頭側をギャッジアップ(背上げ)することで、血圧上昇時の苦痛を緩和し、心臓への負担を軽減することができるため、特殊寝台(介護ベッド)が必要である。
- 以上の利用者及び家族の意向を踏まえ、肩の痛みや下肢の筋力低下のため起居動作時に痛みやふらつきがある。特殊寝台及び付属品を使用することで安全に動作が行え、転倒リスクを軽減できる。
- 以上の利用者及び家族の意向を踏まえ、腰痛や膝痛が続いており、起居動作や歩行が不安定である。特殊寝台(介護べッド)のギャッジアップ(背上げ機能)を使用することにより起居動作を安全に行うことができる。安心して在宅生活を継続するためには特殊寝台(介護べッド)が必要である。
- 以上の利用者及び家族の意向を踏まえ、床からの立ち上がりは負担が大きく、またバランスを崩して転倒の危険性もある。特殊寝台(電動ベッド)により高さを設定することで膝への負担と転倒リスクが軽減できるため、今後も必要である。
- 以上の利用者及び家族の意向を踏まえ、転倒による骨折のため腰痛・膝痛が出現。現在も日常的に痛みの症状が現れ、本人のQOL(生活の質)が著しく低下しているため介護ベッドが必要である。
総合的な援助の方針

起居動作時の痛みと、筋力低下により転倒の危険性があります。福祉用具の導入により、転倒リスクの軽減と介護者の負担軽減を図り、夫婦での在宅生活を継続できるように支援していきます。
【緊急連絡先】 |
常時寝たきりであることから日常生活全般にわたりベッド上での生活になっています。廃用性症候群を予防するためには、できるだけベッドから離れて、座位時間を増やしたり、ベッド上で上肢や下肢を動かすことが必要です。また人とのかかわりが少なくならないように、声かけや、座位を確保しながら対面でのコミュニケーションを実施していきます。
【緊急連絡先】 |
ベッド上で過ごす時間が長いため、廃用症候群を防ぐことに重点を置いていきます。体位変換や簡単なマッサージなどを定期的に行い、筋肉の拘縮や血行不良を防止し、介護者に負担がかからないような在宅介護が可能になるようにします。
【緊急連絡先】 |
肩の痛みや下肢の筋力低下のため起居動作時に痛みやふらつきがあります。福祉用具を整備することで、安全な日常生活や自立支援、介護者の負担軽減が可能になるようにします。
【緊急連絡先】 |
腰痛や膝痛が続いており、起居動作や歩行が不安定です。福祉用具を整備することで、安全な日常生活や自立支援、介護者の負担軽減が可能になるように支援していきます。
【緊急連絡先】 |
床からの立ち上がりは負担が大きく、またバランスを崩して転倒の危険性があります。福祉用具を整備することで、安全な日常生活や自立支援、介護者の負担軽減が可能になるように支援していきます。
【緊急連絡先】 |
気持ちが不安定になりやすい事から不眠や頭痛などの症状が発生しています。不眠時での立ち上がりは意識がもうろうとして、転倒リスクがある為、安全な起居動作が出来るように環境の整備を行っていきます。
【緊急連絡先】 |
ご自宅で転倒せずに、安全に安心して生活を継続することが出来るよう、介護ベッドなどの福祉用具および手すりの取り付けなどの住宅改修により環境整備を行います。
【緊急連絡先】 |
通所サービスでリハビリをすることで、筋力と体力が維持できております。自宅内では杖を活用することで歩行が可能となり、また外出時も歩行器の利用により安全に外出することが可能となっています。今後もリハビリによる筋力、体力をつけると同時に、安全に歩行できる環境を整備することで、活動的な日常生活が維持継続できるよう支援していきます。
【緊急連絡先】 |
疾病からくる痛みや筋力低下により、日常生活のあらゆる面で支障が出始めています。これまで出来ていたことも出来なくなったことが多く、利用者本人および家族も戸惑いや不安を感じておられます。今後は主治医の指示を受けながら、住み慣れた自宅で少しでも楽に過ごせるような支援を行っていきます。
【緊急連絡先】 |
転倒による骨折を繰り返しており、痛みや筋力の低下が見られ、歩行や起居動作が不安定となっておられます。そのためベッド上で過ごす時間が増え、身体機能の低下が心配されます。今後も住み慣れた自宅で生活していくために、以下の点に重点を置いて支援していきたいと思います。 ・身体機能の維持向上を図るため、デイケアでリハビリを実施いたします。 ・福祉用具を活用することで安全に生活できる環境を整備し、安全に安心して生活できるサポートをいたします。 ・外出の機会を確保することで家族以外の人との交流や気分転換ができるようにします。 【緊急連絡先】 |
ニーズ 長期目標 短期目標 サービス内容

安全な起居動作
ニーズ | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
ベッドからの起き上がりや立ち上がりがしやすいようにしたい | ベッド以外で過ごし、活動領域が広がる | 安全に起き上がり立ち上がりができるようになる | 特殊寝台及び付属品貸与(起居動作を転倒なく行うために必要) |
起居動作・立ち上がり時の転倒を防ぎ、安全な日常生活を送りたい | 安全な日常生活を送る | 転倒せずに過ごす | 特殊寝台貸与(安全な起居動作を行うために必要) |
特殊寝台付属品《自立支援補助バー》(安全な起居動作を行うために必要) | |||
福祉用具の利用により起き上がりや立ち上がりなど行うときに腰部の負担をなくしたい | 身体的な負担を軽減し、安全に起き上がり、立ち上がりを行うことができる | 腰部への負担を考慮しながら、痛みなく起き上がり、立ち上がりを行うことができる | 特殊寝台及び特殊寝台付属品の利用(安全に起き上がりや立ち上がりを行うために必要) |
残存機能の活用により現在の機能を維持向上させる | |||
安全に移動、移乗を行いたい | 安全に日常生活が送れる | 転倒や転落の事故がおきないようにする | 特殊寝台、特殊寝台付属品レンタル(安全な起居動作のために必要) |
できるだけ自分で寝返りや起き上がりをしたい | 自分で寝返り起き上がりが出来るようになる | 家族に少し介助してもらいながら寝返り、起き上がりができるよになる | 特殊寝台、特殊寝台付属品レンタル(安全な起居動作のために必要) |
転倒することなく安心して生活したい | 転倒を予防し、安全に移動する | 安全に起き上がる | ・特殊寝台及び付属品レンタル(安全な起居動作を行うため) |
寝返り・起き上がりを自分でできるようになりたい | 自分で寝返り・起き上がりができる | 家族の介護を受けながら寝返り・起き上がりができる | ・特殊寝台及び付属品レンタル(安全な起居動作を行うため) |
転倒に注意し安全に安心して在宅生活を維持・継続していきたい | 定期的にリハビリを行い体力をつけ、安全に過ごすことが出来る | 転倒に注意して移動する | ・特殊寝台及び付属品レンタル(安全な起居動作を行うため) |
活動範囲拡大
ニーズ | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
ベッド上で過ごすことが多く、活動範囲が狭くなっている | ベッド以外で過ごし、活動領域が広がる | 少しずつでも離床して、ベッド以外で過ごせるようになる | ・特殊寝台及び付属品レンタル(安全な起居動作を行うため) |
立ち上がりが不安定であるが、活動的な生活が送りたい | 日中は離床してベッド以外で過ごすことができる | 事故なく安全に過ごすことができる | ・特殊寝台及び付属品レンタル(安全な起居動作を行うため) |
筋力低下・拘縮等
ニーズ | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
筋力が低下してきたが、転倒することなく安全に生活したい | 転倒することなく自宅内を移動することができる | 安定した立ち上がり、起き上がりができる | ・特殊寝台及び付属品レンタル(安全な起居動作を行うため) |
股関節・肩関節に可動域制限があり、床からの立ち上がりができない | 安全な起居動作を行う | 身体の負担軽減を図り、機能維持を図る | 特殊寝台及び付属品レンタル(安全に負担なく、起き上がり・立ち上がり動作を行うために必要) |
安全に行えるようゆっくりと動作を行う | |||
関節の拘縮予防をし、家族の介護負担の軽減を図りたい | 拘縮予防ができ、筋力をつけることが出来る | 自分で横に向くことができる | 特殊寝台及び付属品の貸与(誤嚥を防ぐために背中のギャッジアップが必要。また、介護者の負担軽減の為にも必要) |
褥瘡
ニーズ | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
寝たきり状態で、背中の褥瘡を早く治したい | 褥瘡が治癒し、痛みなく過ごせる | 褥瘡部分の除圧を行い、患部を完治させる | 患部の除圧を行う |
・特殊寝台及び付属品レンタル(安全な起居動作を行うため) | |||
・マットレスの導入 | |||
・定期的な体位変換 |
トイレ(排泄)
ニーズ | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
立ち上がりが不安定だが、自分でトイレに行けるようになりたい | 自力でトイレに行けるようになる | 安全にベッドからの立ち上がりができるようになる | ・特殊寝台及び付属品レンタル(安全な起居動作を行うため) |
寝たきり状態であるが、介護者の負担なく生活していきたい | 介護者のオムツ交換の負担を軽減し、安心して在宅生活を継続させる | 本人及び介護者が安楽な姿勢でオムツ交換を行う | ・特殊寝台及び付属品レンタル(安全な起居動作を行うため) |
介護者の負担軽減
ニーズ | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
寝たきり状態であるが、介護者の負担なく介護生活を送りたい | 介護者の負担を軽減し、いつまでの在宅生活を継続する | 介護者の負担を軽減する | ・特殊寝台及び付属品レンタル(安全な起居動作を行うため) |
モニタリングで使える文例
- 転倒による骨折のため腰痛・膝痛が出現。現在も日常的に痛みの症状が現れ、本人のQOL(生活の質)が著しく低下しているため介護ベッドが必要である。
- 床からの立ち上がりは負担が大きく、またバランスを崩して転倒の危険性もある。特殊寝台(電動ベッド)により高さを設定することで膝への負担と転倒リスクが軽減できるため、今後も必要である。
- 腰痛や膝痛が続いており、起居動作や歩行が不安定である。特殊寝台(介護べッド)のギャッジアップ(背上げ機能)を使用することにより起居動作を安全に行うことができる。安心して在宅生活を継続するためには特殊寝台(介護べッド)が必要である。
- 肩の痛みや下肢の筋力低下のため起居動作時に痛みやふらつきがある。特殊寝台及び付属品を使用することで安全に動作が行え、転倒リスクを軽減できる。
- 血圧の変動による頭痛やめまいの症状がある。頭側をギャッジアップ(背上げ)することで、血圧上昇時の苦痛を緩和し、心臓への負担を軽減することができるため、特殊寝台(介護ベッド)が必要である。
- 仰臥位の際に上半身をギャッジアップすることで食道への逆流を防止し症状悪化が予防できるため、ギャッジアップ(背上げ)機能付きの特殊寝台(介護ベッド)が必要である。
- 起居動作時の痛みと、筋力低下により転倒することもしばしばある。介護者も高齢で、充分な介護は期待できない。本人の精神的・身体的苦痛および妻の介護負担を軽減する目的で、特殊寝台(介護べッド)が必要である。
- 気持ちが不安定になりやすい事から不眠や頭痛などの症状が起こっている。不眠時での立ち上がりは意識がもうろうとして、転倒リスクがある為、安全な起居動作の為、特殊寝台(介護ベッド)が必要である。