介護業界のことについて

介護業界でもバイトテロが起きる可能性あり!その理由とは?

最近、アルバイト職員による迷惑行為が続き、その内容をTwitterなどに投稿して大問題になっている。

  • 牛丼チェーン大手のすき家では氷を床に投げつけ
  • カラオケビッグエコーでは床に落とした肉をそのまま調理し
  • くら寿司では、ごみ箱に捨てた魚を再び まな板において調理する
このような迷惑行為・不適切行為を悪ふざけしてSNSに投稿する、いわゆる『バイトテロ』同時多発している。

しかし、このことは我々介護業界も他人ごとではなく、いつ同じような迷惑行為が起きても不思議ではない。

今日は介護業界における迷惑行為・不適切行為(バイトテロ)について考えてみたい
いや、介護業界ではバイトテロと言うよりパートテロと呼ぶべきだろうか・・・

介護業界におけるバイトテロの内容

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介護業界でも虐待などの事件がニュースで報じられることがある。ここでは介護業界における不適切行為と考えられるものを少し紹介したい

  • 入居者を殴る、蹴る
  • 罵声を浴びせる・嘲笑する・誹謗中傷
  • 排泄時に『臭い、汚い』などと罵る
  • 利用者を無視する
  • 園児に話すような言葉をかける
  • ベッドに縛り付ける
  • 部屋に閉じ込める
  • 食事をすべて1つの皿に混ぜて介助する
  • 不衛生で劣悪な環境で生活させる
  • 食事や水分を提供しない
  • 排泄の失敗に対する暴力・暴言・放置
  • 入居者の金銭の使い込み、着服
  • 利用者の顔、裸等の写真をSNSにさらす
このように主には虐待に関するものになるが、閉鎖された空間である介護施設ではこのような不適切な行為が行われ、事件となりニュースや新聞などで報じられるケースが後を絶たない

今回炎上しているいわゆるバイトテロは面白半分でSNSに投稿することで発覚している。

虐待は施設と言う閉ざされた空間で行われており、これまでもその存在が指摘されている。それはそれで大問題なのだが

今後は、連日報じられているバイトテロに影響を受けた輩(介護テロリスト)が、例えば夜勤中の様子などを悪ふざけでSNSに投稿してしまえば、たちまち大炎上になることは必至だ



介護業界でバイトテロが起きやすい3つの理由

高齢者介護は想像を絶するストレス

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介護業界は絶望的な人手不足により、超ハードな業務を強いられる。ただでさえ身体的にも精神的にもストレスがたまりやすい仕事である上に、人手不足ときているためため、1人の介護職に係る負担は想像を絶する。

身体的ストレス

  • 高齢者を抱えたり、支えたりする身体的負担
  • 腰に負担のかかる姿勢でのオムツ交換、体位変換

精神的ストレス

  • 認知症高齢者の介護
  • 職場の人間関係
  • モンスタークレーマー対応
  • 介護事故や感染症拡大リスクに対する不安
  • 介護報酬の返還、過誤、減額、指定取り消しの不安
  • 経営方針に対する不満

不規則な生活

  • 夜勤
  • 日勤
  • 早出出勤
  • 遅出出勤
  • 残業
  • 休日出勤

重労働のわりに低賃金

このような蓄積されたストレスにより、上記のようなテロが起きてしまう可能性があるわけだ

閉鎖された空間

介護施設は徐々に地域に開放された施設になりつつあると言われているが、それでもやはり閉鎖された空間であることに間違いない。地域住民が『用はないけど  ふらっと立ち寄ってみた』などと言うことはあまり聞かれない。

一般の人にしてみれば、しょせん介護は他人ごとで、その立場(自分または身内が要介護者になる)にならなければ、縁の無い・用のない世界なのである。

そして、夜勤などはさらに人の目にさらされることが少なくなり、数人の利用者に対し、職員一人という状況が生み出され、バイトテロが起きる可能性がますます増大する。

介護職の質の問題

介護職は慢性的な人手不足である。喉から手が出るほど介護職が欲しい事業所側は『来る者拒まず』で職員を受け入れ、少し対人援助に問題がありそうな人でも、背に腹は代えられない!片目をつむって、両目をつむって、後ろを向いてそのような職員を採用せざるを得ない状況が多々ある。

最近では、介護や福祉の学校を卒業して入る新卒職員はほとんどおらず、他業種で転職や失業を繰り返し、どこでもうまくいかなかった、転職渡り鳥、転職ジプシー失業者などの受け皿になっているところがある。
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そんな介護の資質を欠いた一部の職員が、充分な教育も受けずに介護現場に投げ出されるわけであるから、上記のような不適切な行為が起こる可能性も高くなるわけだ

また、介護業界は人手不足により、どこの施設でも介護職は引っ張りだこになる為、まさに『くび覚悟!』で少しくらい過激な行動をとってくびになっても、『まあ次を探せばいっかー』くらいの感覚に陥りやすい

まさにこのような理由から介護業界でもバイトテロ パートテロが起こる可能性があるわけである。

いやパートに限らず、『職員テロ』を起こす可能性も充分に秘めている。このような職員は採用しないに越したことはないのだが

しかし、たった1枚の履歴書と数10分の面接でテロリストかどうかを見極めることは、そうたやすいことではないし、面接時は純粋無垢な職員であったにもかかわらず、ハードワークな介護ストレスがテロリストに変貌させてしまったと言うことも充分あるだろう

いずれにしても、介護施設を経営するということは、このようなリスクも考えながら経営するということに他ならない。

★今日のまとめ★

・介護職は超人手不足によるストレスから、虐待などの行為に及びやすい。

・高齢者介護は閉鎖された空間で行われることが多いので、バイトテロが起こりやすい環境である。

・介護(対人援助)の資質を欠いた職員が、現場の介護を担っており、さらに十分な教育の機会もあたえられていないため、バイトテロが起こる危険性が高い。

・介護業界はバイト、パートだけでなく、職員であってもテロを起こす可能性がある。