ケアマネ試験と研修のこと

2018年 介護支援専門員実務研修受講試験結果ランキング(都道府県)

2019年 令和元年度試験結果(合格率 合格者数)はこちら

平成30年度 第21回介護支援専門員実務研修受講試験の合格発表があった

これまでにない衝撃的な合格者数であったことは
こちらの記事に記載した↙
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今回は47都道府県ごとでの合格率や合格者数を検証してみたい

まずは合格率

こちら表は合格率の高い都道府県順に並べ替えてみた!

平成30年度介護支援専門員試験
全国 合格率順位
順位 都道府県 受験者数 合格者数 合格率
1位  埼玉県 1,889 265
14.0%
2位   大分県 496 69
13.9%
3位  三重県 730 99
13.6%
4位  愛知県 1,983 261
13.2%
5位   奈良県 510 67
13.1%
6位  東京都 3,636 469
12.9%
7位  山梨県 258 32
12.4%
8位  神奈川県 2,291 281
12.3%
9位  群馬県 770 91
11.8%
10位  滋賀県 450 53
11.8%
11位   山口県 549 64
11.7%
12位   香川県 433 49
11.3%
13位   広島県 1,118 126
11.3%
14位  静岡県 1,180 132
11.2%
15位  福井県 415 46
11.1%
16位  栃木県 643 71
11.0%
17位  岐阜県 787 86
10.9%
18位  和歌山県 467 51
10.9%
19位   宮崎県 715 76
10.6%
20位  新潟県 999 106
10.6%
21位   大阪府 2,970 312
10.5%
22位   福岡県 1,825 191
10.5%
23位  石川県 487 48
9.9%
24位  茨城県 997 98
9.8%
25位  富山県 455 44
9.7%
26位   熊本県 1,119 106
9.5%
27位  千葉県 1,660 157
9.5%
28位  長野県 961 90
9.4%
29位   愛媛県 685 64
9.3%
30位   兵庫県 2,136 199
9.3%
31位   京都府 1,157 107
9.2%
32位 北海道 2,880 262
9.1%
33位  鹿児島県 1,057 86
8.1%
34位   高知県 438 35
8.0%
35位   長崎県 835 65
7.8%
36位   徳島県 589 45
7.6%
37位  福島県 972 74
7.6%
38位   沖縄県 702 53
7.5%
39位  秋田県 639 46
7.2%
40位  岩手県 760 52
6.8%
41位   岡山県 1,043 70
6.7%
42位   島根県 494 33
6.7%
43位  宮城県 1,337 87
6.5%
44位  山形県 729 47
6.4%
45位   鳥取県 450 29
6.4%
46位  青森県 1,105 66
6.0%
47位   佐賀県 534 30
5.6%
    合  計 49,333 4,990
10.1%

※独自調査なので若干誤差がある可能性があります

埼玉県の14.0%がトップの合格率で
佐賀県の5.6%が最下位である

47ある都道府県のうち
10%を超えた合格率が22都道府県
10%を下回った合格率が25都道府県となっている

人口の多い都道府県である
東京都 神奈川県 大阪府 愛知県 埼玉県はいずれも上位に位置しており
全て合格率10%を超えている



続いて合格者数について

平成30年度介護支援専門員試験
全国 合格者数順位
順位 都道府県 受験者数 合格者数 合格率
1位  東京都 3,636
469
12.9%
2位   大阪府 2,970
312
10.5%
3位  神奈川県 2,291
281
12.3%
4位  埼玉県 1,889
265
14.0%
5位 北海道 2,880
262
9.1%
6位  愛知県 1,983
261
13.2%
7位   兵庫県 2,136
199
9.3%
8位   福岡県 1,825
191
10.5%
9位  千葉県 1,660
157
9.5%
10位  静岡県 1,180
132
11.2%
11位   広島県 1,118
126
11.3%
12位   京都府 1,157
107
9.2%
13位  新潟県 999
106
10.6%
14位   熊本県 1,119
106
9.5%
15位  三重県 730
99
13.6%
16位  茨城県 997
98
9.8%
17位  群馬県 770
91
11.8%
18位  長野県 961
90
9.4%
19位  宮城県 1,337
87
6.5%
20位  岐阜県 787
86
10.9%
21位  鹿児島県 1,057
86
8.1%
22位   宮崎県 715
76
10.6%
23位  福島県 972
74
7.6%
24位  栃木県 643
71
11.0%
25位   岡山県 1,043
70
6.7%
26位  大分県 496
69
13.9%
27位   奈良県 510 67 13.1%
28位   青森県 1105
66
6.0%
29位   長崎県 835
65
7.8%
30位   山口県 549
64
11.7%
31位   愛媛県 685
64
9.3%
32位  滋賀県 450
53
11.8%
33位   沖縄県 702
53
7.5%
34位  岩手県 760
52
6.8%
35位  和歌山県 467
51
10.9%
36位   香川県 433
49
11.3%
37位  石川県 487
48
9.9%
38位  山形県 729
47
6.4%
39位  福井県 415
46
11.1%
40位  秋田県 639
46
7.2%
41位   徳島県 589
45
7.6%
42位  富山県 455
44
9.7%
43位   高知県 438
35
8.0%
44位   島根県 494
33
6.7%
45位  山梨県 258
32
12.4%
46位   佐賀県 534
30
5.6%
47位   鳥取県 450
29
6.4%
    合  計 49,335
4,994
10.1%

※独自調査なので若干誤差がある可能性があります

合格者数についてはやはり、人口が多く、受験者数も多い
東京都が1位で469人
鳥取県が最下位で29人

さらに高知県35人 島根県33人 山梨県32人 佐賀県30人
と極端に少ない合格者数となっており
実務研修は研修会場もちょっとした会議室でも開催可能なレベルである・・・

通常ケアマネの試験に合格しても
ケアマネの実務につく人は研修参加者の半分以下であり

そう考えると、30人前後の県にいたっては
新たに誕生するケアマネジャーは10数人レベルということになる

新たに誕生したケアマネが10数人・・・

一方で
ケアマネの実務から離れる人
・定年退職 退職
・転職(ジョブチェンジ)
をする人はおそらく10数人ということはないだろうから

どう考えてもケアマネジャーの数は減少していくことは間違いなさそうだ

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まさにこの状況は
日本の少子高齢化の状況と同じである

今後は以下の理由から、ますますケアマネジャーが減少していくだろう

①受験者数 合格率の低下
②介護職の賃金アップによるケアマネ→介護職へのジョブチェンジ
③ケアマネ業務負担の増大による退職 転職増
④ケアマネ・主任ケアマネの法定研修の負担感による退職 転職増
⑤ケアマネの高齢化による退職

介護保険制度開始以来

産めよ増やせよ!で誕生したケアマネベビーブームは終焉し

これからは
ケアマネ一人っ子政策によるケアマネ減少時代へと変化していきつつある