ケアマネの将来像『今後どうなる?』

なぜケアマネはピンキリなのか?

医師 看護師 弁護士 パイロット
いろんな職種や資格があるが

ケアマネ(介護支援専門員)ほど良し悪しの差が激しい職種もない
良いケアマネに出会えば天国
悪いケアマネに出会えば地獄


まさにケアマネとの出会いは利用者や介護者にとって
運命の分かれ道
天国行き地獄行きかの分かれ道なのである
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しかし、なぜケアマネはこうも良し悪しに開きがあるのだろうか?
今日はその部分について検証してみたい

①基礎資格の違い

ケアマネジャーには基礎資格がある。つまり
ケアマネジャーになる為の基礎資格である
基礎資格で5年の経験を経てケアマネジャーの試験に臨むことが出来る
ざっくりと分けると

医療系:看護師 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士など
福祉系:社会福祉士 精神保健福祉士など
介護系:介護福祉士 ヘルパー2級(平成30年度より廃止)

つまり、ケアマネになるまでに教わった知識
経験してきた実務内容が全く違う

いわゆる育ってきた畑が違うのだ

医療系がピンで
介護系がキリとか
そんことは全くないが

当然、基礎資格によって得意分野の違いはあるだろう

例えば
医療系のケアマネは病気や薬などについての気づきは多いが
生活背景をみることが苦手とか・・・

②試験の難易度

ケアマネジャーは平成12年の介護保険制度開始とほぼ同時期に誕生した
制度開始時はケアプランを作成するケアマネジャーが大量に必要であった

つまり質より量でケアマネを大量生産する必要があった時期があるのだ

当然ケアマネ試験の初期は難易度も低く
出題範囲も狭く
合格率も50%近くあった

ところが最近では『質より量』の時代から『量より質』の時代へ変わり
合格率も10%~20%近くまで急落した

よってケアマネベビーブーム時代に誕生したケアマネは
知識や適性に問題がある可能性がある
(実は私もその時代に資格を取った・・・)


年度

受験者数

合格者数

合格率

第1回(H10年度)

207,080 人

91,269 人

44.1%

第2回(H11年度)

165,117 人

68,090 人

41.2%

第3回(H12年度)

128,153 人

43,854 人

34.2%

第4回(H13年度)

92,735 人

32,560 人

35.1%

第5回(H14年度)

96,207 人

29,508 人

30.7%

第6回(H15年度)

112,961 人

34,634 人

30.7%

第7回(H16年度)

124,791 人

37,781 人

30.3%

第8回(H17年度)

136,030 人

34,813 人

25.6%

第9回(H18年度)

138,262 人

28,391 人

20.5%

第10回(H19年度)

139,006 人

31,758 人

22.8%

第11回(H20年度)

133,072 人

28,992 人

21.8%

第12回(H21年度)

140,277 人

33,119 人

23.6%

第13回(H22年度)

139,959 人

28,703 人

20.5%

第14回(H23年度)

145,529 人

22,332 人

15.3%

第15回(H24年度)

146,586 人

27,905 人

19.0%

第16回(H25年度)

144,397 人

22,331 人

15.5%

第17回(H26年度)

174,974 人

33,539 人

19.2%

第18回(H27年度)

134,539 人

20,924 人

15.6%

第19回(H28年度)

124,585 人

16,281 人

13.1%

第20回(H29年度)

131,560 人

28,233 人

21.5%

第21回(H30年度)
49,312 人
4,944 人
10.1%


第1回~第20回合計

2,755,820 人

695,017 人

25.2%

ケアマネジャー受験合格者の推移

③現場の経験がなくフィールドに出ていく

医師でも看護師でも介護福祉士でも
専門の大学や学校で学習し
現場実習を経験してから仕事上のフィールドに出ていく

ところがケアマネは資格試験の合格後
87時間の机上の研修(演習)を受けたら
現場に放り出される
※平成28年度からは3日程度の実習が課せられるようになった

これでは右も左もわからなくて当たり前!
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職場に指導してくれる立派な先輩ケアマネがいればよいが
1人ケアマネであったり、先輩ケアマネがどうしようもない人物であったら
ケアマネとしての成長はほとんど期待できない・・・
というか
どうしようもないケアマネが複製(コピー)されるだけである・・・

④ケアマネは基本的に一人仕事

医療や介護はチームで仕事をする。
もちろんケアマネもチームで仕事をするが

ケアマネが仕事をするチームは多職種から構成されており
ケアマネが2人以上のチームになって仕事をすることはほとんどない

ケアマネは担当制であるため
1人の利用者に1人のケアマネしかつけない

複数のケアマネで1人の利用者に関わることはないのだ

つまりケアマネは自分以外のケアマネが
どのように仕事をしているかを見ることが出来ないのだ

すると、ケアプランの作成も自己流 サービス担当者会議も自己流
その自己流のやり方で年数が経過していくと

あっというまに!
先入観偏見思い込みでガチガチ凝り固まったケアマネがめでたく誕生する

そんなわけで
ケアマネジャーは
ケアマネになるの条件と
ケアマネになるの条件と
ケアマネになったの条件が複雑に絡み合うことで

素晴らしい神のようなケアマネが誕生することもあれば
どうしようもない貧乏神ケアマネになってしまうこともあるのだ

これがケアマネをピンキリにしてしまう原因だと考える

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