◆退院・退所加算 単位数の変更(2018)
退院・退所加算の介護報酬単価が変更された
300単位 ✖ 回数だったのが
いきなり1回目で450単位で
なんとカンファレンスに参加すると
いきなり600単位! これまでの2倍の単位である
基本報酬がなかなか上がらない中
この退院・退所加算についてはこまめに取っていきたい加算である
最高3回まで算定できるのだが
3回算定するには病院のカンファレンスに参加することが条件になる
ここは是が非でも病院のカンファレンスには参加したいところであるが
◆退院・退所加算カンファレンスの要件
しかし、このカンファレンスのハードルが高く
ただ単に退院前カンファレンスに参加すれば算定できるものではない
カンファレンスの参加者のハードルが高いのである
ここで参加者をまとめてみた
病院チーム(入院医療機関)
・医師
・医師の指示を受けた看護師
※このうちの1名以上
在宅チーム
・ケアマネ
・在宅療養を担う医師か看護師、准看護師
・在宅療養を担う歯科医師か歯科衛生士
・保険薬局の薬剤師
・訪問看護ステーションの看護師 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士(※准看護師不可)
※このうち3名以上
・医師
・医師の指示を受けた看護師
※このうちの1名以上
在宅チーム
・ケアマネ
・在宅療養を担う医師か看護師、准看護師
・在宅療養を担う歯科医師か歯科衛生士
・保険薬局の薬剤師
・訪問看護ステーションの看護師 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士(※准看護師不可)
※このうち3名以上
となっている。
これは病院側が算定する退院時共同指導料2の要件だ
今回の改定で
病院チームはこれまで医師限定であった条件が、医師の指示を受けた看護師でも可
となったのでかなりハードルは下がったと思うが
在宅チームのハードルが高すぎる
介護系のメンバーは軒並み条件から外れている・・・
良くある在宅チームの参加者は
家族や通所介護の職員 ヘルパー 福祉用具貸与事業所なでであるが
これらの人たちは残念ながら算定のメンバーに入っていない
いずれにしても退院退所加算の報酬は手厚くなっており
さらには、特定事業所加算Ⅳの算定用件となっている(※年間35回以上)
是が非でも病院に足しげく通い、算定していきたいところである。
■あわせて読みたい!■
【法改正】退院・退所加算(2018年)
について解説
◆退院・退所加算チェックシート
退院・退所加算チェックシート
◆カンファレンス要件の確認 ※退院時共同指導料2 算定用件
カンファレンス参加者は?
病院チーム(入院医療機関)
□ 医師
□ 医師の指示を受けた看護師
□ 医師の指示を受けた准看護師
※1つチェックが入ればOK
在宅チーム
□ ケアマネ
□ 在宅療養を担う医師か看護師か准看護師
□ 在宅療養を担う歯科医師か歯科衛生士
□ 保険薬局の薬剤師
□ 訪問看護ステーションの看護師 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士
(※准看護師不可)
※3つチェックが入ればOK
病院チーム1チェック 在宅チーム3チェックが入ればカンファレンス要件該当
◆カンファレンス要件に該当した場合
□ 連携回数1回(カンファレンス有り) 退院・退所加算(Ⅰ)ロ 600単位
□ 連携回数2回(カンファレンス有り) 退院・退所加算(Ⅱ)ロ 750単位
□ 連携回数3回(カンファレンス有り) 退院・退所加算(Ⅲ) 900単位
◆カンファレンス要件に該当しなかった場合
□ 連携回数1回(カンファレンス無し) 退院・退所加算(Ⅰ)イ 450単位
□ 連携回数2回(カンファレンス無し) 退院・退所加算(Ⅱ)イ 600単位
□ 連携回数3回(カンファレンス無し) 退院・退所加算(Ⅱ)イ 600単位
動画で退院・退所加算を解説してみた
◆退院・退所加算 支援経過記録コピペ用
コピペで使える経過記録文例集 退院・退所加算編 |
---|
退院時連携 |
【退院・退所加算 ※職員との面談】 〇〇病院の××氏と面談し、退院後の在宅生活に必要な情報提供を受ける。※具体的内容は退院・退所情報記録書参照。 |
【退院・退所加算 ※カンファレンス】 〇〇病院の退院前カンファレンスに参加し、退院後の在宅生活に必要な情報提供を受ける。※具体的内容は退院・退所情報記録書およびカンファレンス議事録参照。 |
【自宅訪問・家屋調査】 〇〇病院の病院スタッフおよび本人、家族とともに退院に向けての自宅訪問(家屋調査)を実施する。自宅内および自宅から道路までの屋外の環境評価を行う。福祉用具の導入及び住宅改修の必要性等についてリハビリスタッフ等と協議を行う。 ※詳細は別紙参照 |
【退院時サマリー受領】 〇〇病院スタッフより、利用者の退院時サマリーを受領し、情報提供を受ける。 |
■あわせて読みたい!■
ターミナルケアマネジメント加算の
同意書様式 見本