相談援助技術を学びたい

相談援助技術を学ぶ!(ペーシング)

ケアマネが利用者と信頼関係を築く方法を伝授する

この方法はもちろん

・職場における人間関係
・利用者との信頼関係
・多職種とのチームワーク

ケアマネ(介護支援専門員)にはあらゆる場面で
人と人との間で信頼関係を築いていかなければならない

『あ~めんどくさい!』

そんな心の叫びが聞こえてきそうだが
生きとし生けるもの
どうあがいても避けられない課題だ

そんな時、手っ取り早く信頼関係を築く方法がある

・そんなインスタントラーメンのような方法があるのか?
・そんなバンドエイドのような応急処置があるのか?

そう あるのだ

それは相手との共通点をいち早く探すことだ
または共通点を作り出すことだ

専門用語ではペーシングと言う

例えば共通点を探せ! で言うと

・出身地や共通の趣味
・好きな歌手や芸能人、スポーツ、食べ物
・病気、怪我、仕事、ペットなど
・共通のものを探すのが難しければ
・自宅においてある物などから探すと良い
・人間は自分との共通点をみつけると容易に心を許してしまう
相手との共通点が多いほど、相手とのつながりを感じ
相手に対して安心感・親近感をもつわけだ

次に共通点を作り出せ! で言うと

・こちらの表情を相手の気持ちに合わせる
・目線(目の高さ)を合わせる
・話すスピードを合わせる
・声のトーンや大きさを合わせる
・話題を合わせる
・相手に共感の言葉を返す
・服装を合わせる
・動作を合わせる
・姿勢や手足の位置を合わせる
・同じものを食べる

恋人同士のペアルックも共通点だし
料理を注文した時に
「私も同じものを」と注文したりするのも
ペーシング効果がある

仲間同士で鍋料理を食べるのも、ペーシング効果があり
人と打ち解けたり、仲間意識を育むのに鍋料理は最適なわけだ
(利用者と鍋を囲むことはまずないが・・・・)

逆を言えば

・相手の話を聞かない
・会話の際に違う方向を見ている
・目を合わせない

などは共通点がなく(ディスペーシング)繋がっている感覚がない為に
相手に不信感を与えてしまう可能性がある

人は自分との共通点を見つけると
無条件に心を許してしまうという特性を持っている

相手との信頼関係を築く一つの方法として活用してはどうだろうか?