最近の生活スタイルでは正座をする機会は少なくなっている
せいぜい葬式か法事くらいだろうか?
いや、葬式も会館やホールでやるので椅子に座るだろう
そんな社会情勢の中
ケアマネは日本一正座をすることが多い職種と言える
なぜなら対象となるお客さんは高齢者がほとんどで
古い住宅が多い為、和室などの畳に座って話を聞くことが多い
しかもロングコースとなれば1時間以上はざらである
世の中に1時間の正座に耐えられる職種はそういない
正座について深く追求する機会もないだろうし
その必要性を感じる人も少ないだろうが
すこし正座について掘り下げてみる
正座と言うのは座っている間に波があり
痺れでどうしようもないときとそれほどでもないときとがある
それはまるで下痢で腹痛が到来した時のようであり
寄せては返す波のようなものである
最悪なのは痺れMaxの時に立ち上がる羽目になった時だ!
顔を引きつらせながら立ち上がるが
ふらついて転倒しそうになる
利用者に『くれぐれも転倒しないように気を付けてくださいね』
などと人を気遣っている場合ではない
この時ほど玄関の手すりが役立つことはない
心から『あ~手すりを付けててよかった~』っと思うのである
身をもって手すり取り付けの妥当性を証明して見せるわけだ
利用者だけでなく、ケアマネをも助けるこの住宅改修は
完全に正解だったと言えよう