ケアマネジャーの主張

困難ケースという呼び方について

ケアマネの仕事はやりがいのある仕事だ
しかし、やる気満々ケアマネをもってしても
心が折れてしまうハードルが『困難ケース』

しかしこの『困難ケース』という定義はあいまいで

・ただケアマネの力量不足で困難だと思いこんでいるケース
・ケアマネの力量不足でかえって問題を大きくし困難にしているケース

と言った場合もあるので、何をもって困難ケースとするかは難しい

一般的には
・介護放棄・虐待
・認知症で独居
・経済的困窮
・サービス提供拒否

このようなケースがいわゆる『困難ケース』とみなされることが多いが
力量のあるケアマネであれば、難なく対処されることもあり
その場合『困難ケース』の称号を受けることもない

しかし、いずれにしてもケアマネ自身にとって
この『困難ケース』というのは
多くの時間エネルギーを費やして業務にあたるわけだから
書類業務や他のケースの支援は滞るし
挙句の果てには不安と心配で夜も眠れなくなるわで
一刻も早く解決し、解放されたいというのが本音だろう

要介護認定によって7段階のランク付けがなされるが
困難ケース認定なるもので、包括支援センターがランク付けでもしてくれれば

『困難ケース』も難易度が数値化され客観的に判断される

そうすれば『あのケースはケアマネの力量が足りないから困難ケースになっているだけ』
などと揶揄されることもなくなるし

周りからのサポートも得やすくなる
ついでに介護報酬も『困難ケース加算』なるものができればなお良い

しかし、この『困難ケース』を解決した先には
大きな経験値を獲得し、ケアマネレベルが格段に上がるという報酬があるのは間違いない

包括から『困難ケアマネ』と呼ばれていたりして・・・