ケアマネジャーの主張

ケアマネの仕事量が2倍になるわけ

ケアマネの仕事は他業種に比べて2倍の労力が必要だと思っている

なぜならば、支援の対象となる人が2人以上いるからだ

もちろん利用者家族

一般の業種を見渡してみれば
対象となるお客さんはだいたい1人だ
スーパーでも
レストランでも
デパートでも
サービスの対象となるのは目の前のお客さん1人である

目の前にいるお客さん1人に
最高のサービスや商品を提供できるように努力すれば良い

ところがケアマネは
目の前にいる利用者(高齢者)に対する支援だけでなく

利用者の背後に控える家族
いや
利用者ので寄り添う家族
いやいや
利用者のにしゃしゃり出てくる家族
に対する支援も考えなくてはならないのである

つまりお客さんが2人いるのである
しかもこの2人のニーズは多分にして異なる

例えば
『在宅介護に限界を感じ、施設に入所してほしい家族
『出来る限り住み慣れた家で生活したい利用者自身

『デイサービスなどでリハビリしてもらいたいと考える家族
『自宅で自分の思うように過ごしたい利用者自身

このような時
普通の商売であれば『目の前のお客さん』
介護でいうところの利用者の意向を優先するのだろうが
財布などを握っている関係で、家族の方が発言力があり
無視できない状況が多々ある

さらにさらに
家族と一口にいっても一枚岩ではなく
同居の嫁と別居の娘の意向が違う
などと言うことは日常茶飯事であり

ケアマネは
利用者と家族間
または家族と家族の間でサンドウィッチ状態になる

さらにさらにさらに言えば
利用者自身はそんなに問題ないが
家族の方に問題があり、事態を深刻にしているケースなどもある
いやらしい話だが・・・
通常のケアマネジメント料では割りが合わないので
加算をもらいたいくらいである

・クレーマー家族加算
・老々介護加算
・認々介護加算
・同居の息子アル中加算
・ニート息子年金使い込み加算
・娘介護放棄加算
・家族間の意見食い違い加算
・同業の孫がイチャモン付けてくる加算
・遠方の娘が口だけ出す加算 etc・・・

そんなわけでケアマネは
サービスの対象となる顧客が
2重になるという世にも珍しい職種である