ケアマネジメントプロセスは料理の流れに似ている
1 アセスメント
アセスメントの情報収集=買い物
新鮮で幅広い食材(情報)を入手していく
利用者さんの店だけでなく、家族や病院・事業所と幅広く買い物しなければならない
アセスメントの課題分析=料理の下ごしらえ
入手した食材(情報)を元に、利用者とともに下ごしらえ(分析)していき
どのような献立(生活目標)にするのかをともに考えていく
2 ケアプラン作成
ケアプラン作成=料理・調理
入手した食材(情報)をもとに、利用者とともに考えた献立(生活目標)を調理していく
ここはメインシェフであるケアマネジャーの腕の見せ所である
・メインディッシュは入浴に関すること
・オードブルは歩行に関すること
・デザートは外出に関することなど
優先順位を考え、ケアプランのフルコースを作っていくわけである
ここで注意が必要なのは
入手した食材(情報)は一緒でもメインシェフであるケアマネのさじ加減で献立が変わることがある
人参 ジャガイモ 牛肉 玉ねぎを入手してもシェフの手違いで、シチューにでもカレーにでもなるのだ
献立については客である利用者にしっかり確認する必要がある
3 サービス担当者会議
サービス担当者会議は、いよいよ試食会である
メインの客である利用者をはじめ、家族、サービス事業所などの関係者が集まり
ケアマネが作った献立を試食してもらうのである
当然そこにはいろいろな意見が出るだろう
このときケアマネは『俺の作った料理に文句があるのか!』
と言う姿勢を示してはいけない
みんなの率直な意見をもらい、必要に応じて味付けや料理内容の変更も必要であろう
最終的にみんなの意見がまとまれば、最終的な料理として利用者に食べてもらう
提供した食事は定期的なモニタリングによって修正していく必要があり
再度、買い物からスタートするわけである(再アセスメント)
どうだろうか?
このようにケアマネは一流シェフのように
客が満足し、リピーターになってもらえるように腕を磨くべきである