介護業界のことについて

介護離職ゼロの意味?

介護離職ゼロと言う言葉を最近よく耳にする

今年の流行語大賞にノミネートされてもよいだろう
介護について国民に関心を持ってもらえることは良いことだ
流行語大賞をとると一発屋で終わるというジンクスだけは避けてもらいたいが・・・

しかし

安部首相のいう介護離職ゼロとはこうだ
日本と言う国の戦力になるバリバリの労働者介護ごとき
職場を離れてしまうのは『おしい!』 
といった、どこか介護をさげすんだ響きがある・・・ (私だけ?) 

我々の考える介護離職ゼロとは
現場で働く現役の介護職員が、低賃金重労働を理由に離職していくのを
できる限りゼロに近づける
といった意味であるし、安部首相の言う介護離職ゼロもてっきりそういう意味だと思っていた

ここに国と現場との大きなかい離がある

介護離職ゼロを実現させるため
特養を増床するという方針を早々と打ち出した!

しかし、いくら箱モノを建てようが
肝心な介護職員がいないのだから
介護離職ゼロの特効薬にはならない!

言うのも疲れるが、なぜ問題の核心部分を解決しようとしないのだろうか?

多分、介護関係者の多くが

『いや、そうじゃないだろう!』
と総ツッコミ状態であろう!

立派な特養が完成して
いざ職員募集をかけても、誰からの応募もない
と言ったオチにならなければ良いが・・・

慌てて特養を乱立させて
よく調べてみたら『杭が支持層に到達していなかった』
何てことがなければ良いが・・・

介護関係者 涙の一句
『人手無し 応募もなしで なすすべなし』