ケアマネジャーの主張

ケアマネ不要論について

このタイトルにもあるように
現在『ケアマネ不要論』と言うものがあるらしい

若者風に言えば
『ケアマネ要らねぇ〜んじゃね?』
と言うことになるだろう

しかし、国の偉いお役人や学者先生達が言っている
ケアマネへのダメ出しの内容を聞いていると
いつも違和感を覚える

例えば
・ケアマネはサービスの囲い込みをしている
・プランに過剰なサービスを組み込んでいる etc・・・

 私は10年以上在宅のケアマネをしてきたが
確かに『こんな人がケアマネで大丈夫なの?』
と言ってしまいたくなるケアマネも現実にいる
しかし、それはごく一部ではなかろうか?

多くのケアマネは利用者さんや家族のために
不眠不休に近い状態でで走り回っている
多くのケアマネにとって、国のダメ出しは言いがかりである

ごく一部の不良ケアマネのために
善良なケアマネまで苦しめるのはやめてほしい

これはまるで
学校の教室で、一部の悪ガキ生徒たちの悪行のために
クラスの生徒全員が先生に叱られている状況と同じだ!
まじめな生徒達は何も悪くないのに
一緒に叱られてしまうわ
ルールは厳しくなるわ
授業は受けられないわで
いい迷惑である

一部の生徒のために、あの学校の生徒は出来が悪い!
とレッテルを貼られてしまう

叱られながら『なぜ、我々まで叱られなければならないのだろう?』
と常に疑問に思っていたあの頃の気持ちと同じだ

しかし、不思議なもので
『ダメだダメだ』と言われ続けると本当にダメだと思えるから危険である

まるで両親が子供にダメ出しを続けると
自信のない子が育つように

自信をもって良いはずのケアマネまでも
自分自身はダメなんだ!
と思えてくるから不思議だ

現に、ケアマネ唯一の職能団体であるケアマネ協議会すらも
国のダメ出しに反論するのではなく、同調しているようである

このダメ出しにより
日本中のケアマネが奮起して
『ちくしょ〜 今に見返してやる!』
と言うプラスの方向に作用するのなら良いが

どうも現状は
『あ〜ケアマネはダメなんだ』
『ケアマネの将来はないんだ』
『どんなに頑張っても認めてもらえないんだ』

というマイナスの方向に作用しているような気がしてならない・・・

頼むから
全てのケアマネをひとくくりにし
無意味な減算を増やしたり
無駄に研修時間を増やしたり
無価値な書類を増やすことで
善良なケアマネジャー達をこれ以上苦しめるのはやめてくれ!