ケアプランを学びたい

こんなケアプランは嫌だ

ケアマネが作るケアプランは

利用者の『望む暮らし』や『なりたい自分』が記載された希望あふれるケアプランでなければならない

 

ところがどうだろう?世の中にはコピペのケアプランやどこを見ても同じような金太郎飴プランが存在する。
今日はこんなケアプランは嫌だ!と題して、様々なケアプランを検証してみる
★この記事に書いてあること★

こんなケアプランは嫌だ!

① コピペのケアプラン 金太郎飴ケアプラン
② 目標期間の設定が不適切
③ アセスメントとニーズが一致しない
④ 専門用語が羅列されたケアプラン
⑤ 誤字脱字が多いケアプラン
⑥ 介護サービスしか記載されていないケアプラン
⑦ 主役はサービス事業者になっている

①コピペのケアプラン 金太郎飴ケアプラン

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ニーズや長期目標・短期目標

どれを見渡してみても同じような表現になっている。山田さんのケアプランを見ても、田中さんのケアプランを見ても同じ表現になっている

趣味性格生き方病気家族構成も違う山田さん田中さんが同じケアプランになるはずなどない。にもかかわらず『安全に暮らしたい』『安心して生活したい』など、誰にでも使える便利な魔法の言葉を使い、そこには全く個性(キャラクター)が見えてこない
どの利用者を見ても、どの生活場面を切り取ってみても、表現は全く同じ
人気フレーズとしては・・・

  • 安全
  • 安心
  • 不安なく
  • 健康に
  • 生きがいを持って
となっている
危険な生活をしたい人など存在しない
病気で生活したい人などこの世にはいない

②目標期間の設定が不適切

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長期目標も短期目標も同じ期間になっている。長期と短期という意味が理解できているのかどうかわからないが、期間が全く同じである。

また、有効期間が36ヶ月や24ヶ月なども見られ、介護認定の有効期間に合わせること自体は悪くはないが、3年間何も見直しされないプランと言うのも・・・

③アセスメントとニーズが一致しない

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アセスメントから導き出されたニーズがケアプランに記載されておらず、アセスメントからケアプランへの流れが全く無視されている

このようなケアプランは多くの場合、サービス利用ありきで、すでに介護サービスの何を使うかが決定している状況でケアプランを作成しなければならず、こじつけのケアプランとなっているため、アセスメントとケアプランの内容が一致しないというケースが多い
そのため、ケアプランの根拠やサービス事業所選択の根拠が説明できず、ケアプラン作成責任者としての責務が果たせていない

④専門用語が羅列されたケアプラン

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これでもか!と言うくらい小難しい表現のオンパレード

作った本人は満足かもしれないが
渡された利用者はたまったものではないし
はっきり言って誰も見ない・・・
このような自己満足ケアプランが残念ながら存在する
利用者や家族に理解できないクロウト好みのケアプランを作っても意味がない
料理評論家にしかわからない料理を作っても意味がないのと同じで
自己満足ケアプランを作り続けるケアマネというのは
頑固一徹のラーメン屋のオヤジが
『てめぇーら みてぇーなど素人に俺のラーメンの味がわかってたまるか!』
『おめぇーらに食わせるラーメンはねえ!』
と言っているようなものである
ラーメンを食べるのはど素人である
ケアプランを見るのもど素人である

⑤誤字脱字が多いケアプラン

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配布されるケアプランに誤字や脱字が多く、また略語や業界用語を連発しているケアプランも存在する。
担当者会議で誤字を指摘すると途端に不機嫌になる。
更新で作り直されたケアプランを再度見ても、また同じ個所を間違えており、コピペのケアプランってバレバレ!

⑥介護サービスしか記載されていないケアプラン

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ケアプランは本来利用者の望む暮らしやなりたい自分という目標を達成するために作成されるものである
、介護サービスを利用するためのアリバイのようなケアプランが存在し、目標や人数などは考慮されておらず、例えばヘルパーやデイサービスを利用することが大前提のケアプランが存在する。
そのためケアプランの内容はヘルパーやデイサービスで実施されるサービス内容に限定されており、 自立支援のために自ら行うセルフケアや、家族が行うファミリーケア、医療機関のサービスや地域住民による支援などが全く記載されていない
ケースがある

⑦主役はサービス事業者になっている

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目標がある前に介護ができる
安全に移動介助ができる
これはあくまでも事業者側の目標である利用者の目標ではない
また認知症などにより意思表示ができず、また家族が遠方にいるなどの理由により意向確認ができないという理由で、 サービス事業者や施設側が勝手に目標設定を考えているケースがある
★今日のまとめ★

ケアプランはケアマネ(介護支援専門員)を映し出す鏡
ケアマネは世に出すケアプランは自分の分身だと思って作成する!