ケアマネジメントとは

担当者会議を自宅でするという苦痛

サービス担当者会議は自宅開催が原則となっている

ところがこの
自宅で担当者会議を開催する
ということには様々な障害を伴う

①駐車場所の問題

普通に生活をしていて
家の前に車の列ができることなどめったにない!
せいぜい、盆や正月に身内が帰省して
1台か2台の路駐があるかないかであろう

ところが、サービス担当者会議を開催する場合
複数の事業所が利用者さん宅に集合するため
1台や2台の騒ぎではなく
多い場合は5台以上の車が路駐されることがある

日頃は静かな住宅街でも
家の前に5台も6台も車が駐車されてあれば
『これは何事か?』
と地域住民も不思議に思うだろうし
利用者さんや家族も たいそう気兼ねだろう 

しかし、路駐が許されるのであれば、まだましで

通常は、ケアマネの車一台分を確保するのも大変なのに
5台も6台も駐車場を確保することなど不可能に近い!

次に
②自宅に人を呼ぶという心理的苦痛

自宅に人を呼ぶというのは
多くの人にとって、大変な負担となる

小学生のころ、家庭訪問で先生がやってくると決まった時の
母親の多忙ぶりを思い出してもらえればわかるだろう
室内のあらゆる場所を掃除し
花を活け、お茶の準備をする
私の母などは畳も替えていた・・・

年末の大掃除でもそこまですることはないのに
人を家に迎えるというのは、それだけ大変なことなのだ!

担当者会議で関係者が何人も集まると決まった時の
利用者さんや家族の心理的負担は
おそらく大変なものだろう・・・

しかも、やれ『認定の更新だ』 『サービスの変更だ』
で頻繁に担当者会議を自宅で開催されれば
『また来るの? おいおい もういいかげんにしてくれよ!』
と思うほうが自然だ!

『またケアマネがなんとか会議をココでするって言うのよ!』
ぐらいの愚痴は当然言うだろう

ケアマネもやっとの思いで担当者会議の日程調整が済んで
やれやれと思っていたら

家族から
『やっぱり自宅で開催しないといけませんか?』
と言われる始末

利用者にとっても
家族にとっても
ケアマネにとっても
負担となる『担当者会議の自宅開催』

誰も得することの無いこのルールに矛盾を感じながらも
『ただそういう決まりだから』というだけで実施される
自宅でのサービス担当者会議…

厚労省は
アセスメントも
モニタリングも
担当者会議も
なんでもかんでも『利用者宅でやれ!』
と言っているが
そういう現実もよく考えるべきだ

そのうちケアプランさえも『利用者宅で作成しろ!』
と言いだすのではないかと冷や冷やしている・・・

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コピペで使える経過記録文例集 サービス担当者会議編
サービス担当者会議
【担当者会議前アセスメント】 
担当者会議開催前に利用者宅において利用者本人と面接し、その趣旨を説明し、同意を得た後、アセスメント実施。その結果ケアプラン原案の内容で良いと判断する。
※別紙参照
【サービス担当者会議の日程調整】 
〇〇のためのサービス担当者会議について日程調整を行う。
(○月○日 ○時から開催予定)参加者       不参加者       
不参加者については照会にて対応する。※照会内容については別紙参照
【サービス担当者会議実施】 
〇〇のためのサービス担当者会議を本人宅にて実施する。利用者の状況等に関する情報を担当者と共有するとともに、ケアプランの原案内容について、担当者から、専門的な見地からの意見を求め調整を図った。
※詳細は担当者会議の要点(4表)参照  
【サービス担当者への照会】 
〇〇事業所に対してサービス担当者会議の開催案内を行うも、日程が合わず、やむを得ない理由と判断し、照会により意見を求めることにする。
※詳細は下記の通り