相談援助技術を学びたい

なぜ相談援助技術は上手くいかないのか?

ケアマネの更新研修で相談援助技術を教えることがある

例えばコミュニケーション技法
・うなずきの技術
・相づちの技術
・要約の技術
・繰り返しの技術
・質問技法(開かれた質問/閉ざされた質問)

ケアマネであれば上記技術について指導を受けたことがあるはずだ
また本などのテキストを購入し、勉強したこともあるだろう

ところが、いくら研修を受けようが 本を読もうが
目に見える成果が上がらない・・・
上手くコミュニケーションが取れない・・・
これもまた多くのケアマネが経験済みであろう
(私も含めて)

言われた通りにやっているのに・・・
書いてあることをそのまま実践しているのに・・・

この問題を解決するには
『ノウハウ』と『スキル』の違いを理解する必要がある

研修や本を見て知り得た情報はノウハウである
『ノウハウ』はあくまでも『ノウハウ』のレベルなので
そのまま実践したところで、上手くいくはずがない

有名シェフのレシピ本を見て、シェフが教えてくれた通りに料理しても
シェフのような味が出せないのと一緒である
なぜならレシピ本に書いてあることはノウハウだからだ
そこにはなかなか越えられないノウハウとスキルの壁がある

誰でも手にできる『ノウハウ』を『スキル』レベルにまで向上されるには
手に入れた『ノウハウ』を実践で試し
失敗し
また繰り返し実践し
また失敗し
そして成功体験を経て
初めて『スキル』のレベルにまで到達できるのだと思う

相談援助技術の研修を受けて、相談援助技術が向上したと思っているのは
『泳ぎ方入門』を読んで、水泳が上手になったと思うことと同じである

知っているレベル実践できるレベルとでは天と地ほどの開きがあるということだ

ケアマネジャーは
有名レストランシェフが提供するディナーのような相談援助を実践することで
プロとしての称号を得ることができる

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