ケアマネ仕事術

過度な報・連・相はデメリットだらけ

仕事の基本はホウレンソウ!
告 絡 談)

なるほど
ごもっともだと思う

しかし過剰なホウレンソウは、スタッフの自主性を損ね、成長の機会を奪ってしまう

なぜなら
上司に報告さえすれば、上司が何とかするだろうという依存モードになってしまうからだ
そうすると、上司の指示がなければ動けなくなってしまう
挙句の果てに、自分で考えようとしなくなる

いわゆる『指示待ち人間』の誕生である

・細かなことでもホウレンソウを徹底させ
・全てのケアマネの行動に介入し
・事細かに指示を出す
これが、いとも簡単に『指示待ち人間』を作り上げる究極レシピである

問題やトラブルが発生しても、『指示待ち人間』はこう考えるだろう!
『だって上司がこうしろって言ったんだもん!』っと

もちろん、重要な問題は報告連絡が必要だし
いつでも相談は受けるといった上司の姿勢も重要だろう

しかし、過剰なホウレンソウは職員の成長を妨げることになるだろう

上司の中には
ケアマネが抱えている個々のケースに対し、逐一報告を求め
その都度アドバイスをしている『過干渉な上司』がいるが

ケアマネにしてみれば迷惑な話で

思春期の子供のことが気になって過剰に干渉したがる母親が
子供からはソッポを向かれ、うっとしがられるのと一緒だ

子供でもそうなのに、我々の相手は酸いも甘いも経験している立派な大人

その結果は
ウザい上司のレッテルが貼られ
自主性のない職員を育てるだけだ!

ケアマネに考えさせなければならない
自分で判断できるように育てなければならない!

迷ったときは、それが利用者のためになるのか?を基準に判断し
『その判断基準をもとに行ったことであれば、責任を追及することはない!』
『責任は全て私がとる!』
と言ってあげるくらいの度量が上司には必要だ  

自分で考えて
失敗を重ね
成功体験を経て
ケアマネは成長するのだと思う

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