一人のケアマネがうなだれて帰ってきた・・・
利用者のご家族との約束を忘れており、こっぴどく怒られたようだ
その家族の怒りは凄まじく、本人に怒りをぶつけるだけでは飽き足らず
管理者にも物申すと言われているとのことだ
『げっ 嫌だな〜』
と思いながらも、管理者として上司として、ここはビシッと苦情対応をしなくてはならない!
管理者とはそんなもんだ!
ケアマネが言うには、今日中には管理者宛に電話があるらしい・・・
私はいかに謝罪するかを考えた
相手は担当ケアマネのことだけではなく
管理者としての『監督不行き届き』をも言ってくるかもしれない
管理者としての教育方針や指導方針なども聞かれるかもしれない
そんなものは答えられない(キッパリ)
まあいろいろ考えたが
言葉を考えれば考えるほど、どれも言い訳がましく聞こえるため
ここは平身低頭、『ひたすら謝るに限る』という結論に至った
うむ、これが一番だ!
昔から正直に謝れば許してもらえることになっている
腹が決まれば怖いものなし
さあ苦情の電話よ!いつでも来るがよい!
ほどなくして電話は鳴った
家族は延々と担当ケアマネの不満や怒りをぶつけてきた
管理者として、私はただそれを聞くことに徹し、ひたすら謝るばかりである
家族は担当ケアマネのしゃべり方まで気に入らないらしく
『大丈夫ですよ〜』
『こんちには〇〇さ〜ん』としゃべり方をまねて
ケアマネのモノマネをするというややこしい事態になった
しかしこれが似ている・・・
笑っている場合ではないが
『似てますね!』とうっかりツッコミを入れるところであった
そんなわけで家族の苦情はケアマネモノマネショーも交えながら無事終わった・・・
管理者としての教育方針は聞かれなかった・・・
しかし、しゃべり方をどうやって注意しよう・・・