リーダーになって悩む職員が多い
なぜか?
それはリーダーに必要な資質と
プレーヤーとして必要な資質が違うからだ
通常、介護職やケアマネとして優秀な人材が
その後チームのリーダーに選ばれる
しかし職員としてあれほど優秀だったのに、リーダーになると成績を残せない人が多い
プロスポーツなどで、プレーヤーとしてとても優秀だったのに
コーチや監督として実績を残せない事例は枚挙にいとまがない。
つまりこれはプレーヤーとリーダーでは求められる能力が異なるからだ
プレーヤーとして優秀な人だった人は、
部下の能力の低さが待てない 許せない 見ていられない
なので、自分で何でもやってしまい
部下からの信頼が得られず、さらに自分で仕事を抱え込むパターンだ
リーダー像にはお母さんタイプとお父さんタイプがある
お母さんタイプは「大丈夫? 一緒にやりましょう!」
と世話焼きタイプのリーダーだ
お父さんタイプは「何か困ったことがあったら言ってほしい」
と方向性だけ示して、あまり部下の仕事に口をはさまない。
どちらのリーダーが実績を残せるかは職場の文化や規模によるが
10人くらいを率いるリーダーならお母さんタイプでも務まるが
それを超える規模になると、お母さんタイプのリーダーでは無理が出てくる
一人ひとりの面倒を見てやれるのはせいぜい10人くらいだろう
リーダーの仕事はチームの力を最大化する事にあり
自分が仕事をすることではない。
大きな組織を動かすには、お父さんのように部下の成長を見守り
緊急時など、部下が困っているときだけ助け船を出せるような
リーダーが理想的ではなかろうか?