ケアマネジャーの苦手な業務の一つに多職種連携がある。
とりわけ医師や看護師などの医療職との連携に苦手意識を持っている。
苦手意識の原因を探ると、医療職=怖い 自信過剰 横柄
このような色眼鏡(パラダイム)で見ている事がわかる。
よって「連携しづらい」 「話しづらい」「行くのが・電話するのが億劫」
このような 思いを抱いてしまうのだろう。
さて、これらの問題をどのようにして 解決していくか・・・
ポイントとしては
①そもそも自分で作りさえしなければ、こころの壁などは存在しないと自覚する
②「えいや!」と気合を入れて電話してみる(訪問してみる)
③コミュニケーションを重ねていく
④わからないことはわからないと素直に認める
⑤電話中や訪問中は相手(医療職)の貴重な時間をいただいているという感覚をもつ
⑥話したいことは簡潔に話す。
⑦教えてく君になるのではなく、こちら側が貢献(提供)できるものを伝える(生活の情報等)
私たちは何のために仕事をしているのでしょうか?
自分の生活の為、自己実現の為、出世のため、お金の為
いろいろとあるが・・・
やはり最も重要なのは利用者の生活の為ではないだろうか?
医療職との連携は利用者の利益に帰することである。
自分の好き嫌い 得意・苦手で利用者の生活に影響を及ぼして良いのだろうか?
ケアマネはこのことをしっかり自覚する必要がある。
また職種間の連携を情報共有と勘違いしているケースもある。
『医師と話をして有意義な情報をもらった。』
『しっかりとコミュニケーションがとれた。』
重要なのはそれらの情報をもらい、利用者の望む暮らしの為に
どのように生かすのか?
いかにして自分の職種としての役割を果たすのか
ここが重要で、情報をもらった事で喜んでいるようではプロフェッショナルとは言えないのである。