ケアマネ文例・記入例集

福祉用具 記録の記入例 60事例

サービス利用中の様子を場面ごとにまとめました。以下のような場面で活用できます。

  1. ケアマネへの情報提供報告書
  2. サービス担当者会議の照会
  3. ご家族への報告書(お手紙)
  4. 連絡帳・連絡ノート
  5. 経過記録

介護ベッド

  • 布団からの立ち上がりは負担が大きく、またバランスを崩して転倒の危険性があります。特殊寝台(電動ベッド)により高さを設定することで膝への負担と転倒リスクが軽減できるため、今後も必要だと思われます。
  • 不眠時での立ち上がりは意識がもうろうとして、転倒リスクがあります。安全な起居動作の為、特殊寝台(介護ベッド)が必要だと思われます。
  • 頭側をギャッジアップ(背上げ)することで、血圧上昇時の苦痛を緩和し、心臓への負担を軽減することができるため、特殊寝台(介護ベッド)が必要だと思われます。
  • 転倒による骨折のため腰痛・膝痛が出現しているようです。現在も日常的に痛みの症状が現れ、本人のQOL(生活の質)が著しく低下しているようなので、今後も介護ベッドは必要だと思います。
  • 腰痛や膝痛が続いており、起居動作や歩行が不安定のようです。特殊寝台(介護べッド)のギャッジアップ(背上げ機能)を使用することにより起居動作を安全に行うことができます。
  • 肩の痛みや下肢の筋力低下のため起居動作時に痛みやふらつきがあるようです。特殊寝台及び付属品を使用することで安全に動作が行え、転倒リスクを軽減できます。
  • 仰臥位の際に上半身をギャッジアップすることで食道への逆流を防止し、症状悪化が予防できます。ギャッジアップ(背上げ)機能付きの特殊寝台(介護ベッド)が必要だと思います。
  • 起居動作時の痛みと、筋力低下により転倒することも頻繁にあるようです。介護されている家族も高齢で、充分な介護は難しいと思います。ご本人の精神的・身体的苦痛および家族の介護負担を軽減する目的で、特殊寝台(介護べッド)が必要だと思います。
  • 介護ベッドについて、『起き上がりや立ち上がりが楽になりました』と喜ばれていました。ご家族も『本人も安全に立ち座りができる』と笑顔で話されていました。

車いす

  • 移動時に転倒リスクが高く、時間帯による状態変化があり、常に状態にあった移動手段を確保する必要があります。安全に移動し、ご本人の負担を軽減するには車いすが必要です。
  • 下肢筋力の低下も著しく、常に転倒のリスクを伴っています。『日常生活のことは出来る限り自分で行いたい』という本人の強い思いがあり、今後も通院や買い物などは自分で行い、活動領域を狭めることなく、自立した生活を送るには車いすが必要です。
  • 外出時の移動には心臓への負担が大きく、状況によっては生命の危険も生じる可能性もあります。安全な移動を行なうためには、心臓への負担軽減を最優先に考えて車椅子を利用する必要があると思われます。
  • 関節の可動域に制限あり、またしびれや痛みもあり、移動時に転倒の危険性が高いです。移動行為以外における自立度は高く、本人のQOLの向上、活動範囲の拡大、安全な移動のためには車いすが必要だと思われます。
  • 自力で歩行することは困難です。介護者であるご主人は高齢で介護に多くの負担をかけられない状況で、買い物や通院はご主人の介助で行っていますが、夫婦ともに安全に負担なく移動するには車いすが必要です。
  • 車いすについて、『安心して移動ができます』と喜ばれていました。ご家族も『一人で動ける範囲が広がりました』と笑顔で話されていました。
  • 小刻み歩行や前傾姿勢が顕著で、自宅でも毎日のように転倒しています。屋外での長距離歩行はさらに転倒リスクが高まるため、安全に移動し、介護者の負担を軽減するには車いすが必要です。
  • 日常的に転倒・骨折を繰り返しており、さらには歩行時の痛みと筋力低下により、屋内、屋外共に歩行することは難しいようです。移動は車椅子を使用することで安全に行うことができます。
  • 歩行時には痛みを伴い、さらに筋力低下もあり転倒の危険性があります。安全な移動のために車椅子が必要です。
  • 両下肢の麻痺や痺れ、可動域の制限があり、歩行状態が不安定です。『できる限り自分でできることは自分でやりたい』という本人の強い思いがあり、今後も活動領域を狭めることなく、自立した生活を送るには車いすが必要です。
  • 両下肢の麻痺や痺れ、可動域の制限があり、歩行状態が不安定です。季節や時間帯によって症状の増悪があり、日常生活に支障をきたしているようです。『できる限り自分でできることは自分でやりたい』という本人の強い思いがあり、今後も活動領域を狭めることなく、自立した生活を送るには車いすが必要と思われます。

歩行器

  • 両下肢のこわばりが著しく、また可動域の制限があり、歩行状態が不安定です。季節や時間帯によって症状の増悪があり、日常生活に支障をきたしています。在宅生活や自立に対する強い思いがあり『通院や買い物は自分で行いたい』と望んでおられ、今後も活動領域を狭めることなく、自立した生活を送るには歩行器が必要です。
  • 歩行状態が不安定で、体力的にも長時間の歩行が困難です。買い物や通院などの外出時には、安全に移動できる歩行器が必要です。
  • 日常的に転倒・骨折を繰り返しており疼痛の訴えが常時あります。歩行時の痛みと筋力低下により、屋内、屋外共にフリーハンドで歩行することは困難であり、移動は歩行器を使用することで安全に行うことができます。
  • 下肢筋力低下とすり足歩行により、移動時に転倒リスクがあります。時間帯によるオン・オフ現象があり、常に状態にあった移動手段を確保する必要があり、安全に移動し、本人の負担を軽減するには歩行器が不可欠です。
  • 屋外での長距離歩行はさらに転倒リスクが高まるため、安全に移動し、介護者の負担を軽減するには歩行器が必要です。

歩行補助杖

  • 両下肢痛や腰痛、骨粗鬆症の既往あり。また下肢筋力の低下も著しく、常に転倒のリスクを伴っています。『日常生活のことは出来る限り自分で行いたい』という本人の強い思いがあり、今後も通院や買い物などは自分で行い、活動領域を狭めることなく、自立した生活を送るには歩行補助杖が必要です。
  • 両下肢の筋力低下が著しく転倒のリスクあります。ほぼ毎日通院等で外出をしなければならないため、長距離の移動は大きな負担となっています。今後も通院・買い物といった社会活動の継続には歩行補助杖が必要だと思われます。
  • 慢性心不全の為、短距離の歩行は可能ですが長時間の歩行は困難です。身体的な負担と痛みから、外出に対して消極的になり、閉じこもりになる可能性もあるため、歩行補助杖を使用することで、外出機会の確保や生きがいづくりにも繋がります。
  • 歩行状態が不安定で、体力的にも長時間の歩行が困難です。買い物や通院などの外出時には、安全に移動できる歩行補助杖が必要です。
  • 日常的に転倒・骨折を繰り返しており疼痛の訴えが常時あります。歩行時の痛みと筋力低下により、屋内、屋外共にフリーハンドで歩行することは困難であり、移動は歩行補助杖を使用することで安全に行うことができます。
  • 自宅で転倒し大腿骨頸部を骨折し入院。その後、下肢筋力の低下が見られ、歩行が不安定となりました。歩行補助杖を使用することにより、身体への負担が軽減され、安全に歩行が出来るようになります。
  • 腰椎圧迫骨折・胸部圧迫骨折のため、治療およびリハビリ目的で入院していました。そのため、歩行時には痛みを伴い、筋力低下による転倒の危険性もあります。安全な移動のために歩行補助杖を利用することで、転倒防止を図り安全な移動が可能となります。
  • パーキンソン病の疾患があり、小刻み歩行や前傾姿勢が顕著で、自宅でも毎日のように転倒しています。屋外での長距離歩行はさらに転倒リスクが高まるため、安全に移動し、介護者の負担を軽減するには歩行補助杖が必要です。

手すり

  • 両下肢の可動域に制限があります。そのため、床からの立ち上がりの際に痛みを伴い、転倒の危険性もあります。安全な起居動作を行うために手すりが必要です。
  • 麻痺及び高次脳機能障害があり、床からの立ち上がりは困難です。麻痺からくる可動域制限により転倒のリスクが大きく、安全に起居動作を行うには手すりが必要です。
  • 布団からの起居動作は痛みを伴い、また転倒リスクがあります。手掛かりとなるものがあることで、安全に立ち上がりや起き上がり動作を行うことができるため、手すりが必要です。
  • 日により、また時間帯により身体状況が大きく変動する為、調子が悪い時には起き上がりがスムーズに出来ないことがあります。夜間トイレに行く際も、起き上がりができずに失禁することが増えており、本人にとっても介護者にとっても大きな負担となっています。今後も在宅での介護生活を継続していくには、安全な移動と起居動作が可能となる手すりが必要だと思います。
  • 転倒による骨折のため腰痛・膝痛が出現。現在も日常的に痛みの症状が現れ、本人のQOL(生活の質)が著しく低下しています。起居動作時の痛みと、筋力低下により転倒することもしばしばあり、本人の身体的苦痛および安全な起居動作のため手すりが必要です。
  • 先日取り付けた手すりについて、『安心して移動ができます』と喜ばれていました。ご家族も『一人で動ける範囲が広がりました』と笑顔で話されていました。
  • 自宅で転倒し大腿骨頸部を骨折し入院されました。手すりを使用することにより、起き上がり・立ち上がりの際、身体への負担が軽減され、安定した起居動作が出来るようになります。
  • 腰痛や膝痛が続いており、起居動作や歩行が不安定です。手すりを使用することにより起居動作を安全に行うことができます。
  • 移乗・移動動作の際に、膝への負担と転倒リスクを軽減するために、手すりが必要です。