目次(もくじ)
他者との交流 外出機会
- 友人や職員との会話や、レクリエーションに参加することで生きがいづくりにつながっている。
- 毎日の活動量が低下してきているので、行事やレクリエーションに参加し、他者との交流や運動の機会を確保していく必要がある。
- 歩行が不安定なので外出することについて消極的になっている。交流の場や趣味活動を行うことで、本人の自立意欲を高めることができる。
- 歩行が不安定なので外出することについて消極的になっている。交流の場への参加や趣味活動を行うことで、本人の自立への意欲を高めることができる。
- 病気になってから意欲が低下し、以前やっていたことも中断されている。以前のように生活に楽しみを取り戻してもらえるように、外出の機会を確保し他者と交流できるようにする。
- 日中も居室で過ごすことが多く、日常生活全般にわたって気力や体力、意欲もなくなってきている。
- 他者と交流をすることで日常生活の活性化を図り、生活意欲が向上している。
- 他者との交流や外出の機会を作ることで、生活に楽しみや役割ができている。
- 人との交流や外の空気を感じることで、本人の生きがいづくりと、身体機能の向上につながっていく。
- 行事やレクリエーションに参加することで、友人との交流や外出の機会が確保でき、生活に楽しみや生きがいが持てるようになっている。
- 行事やレクリエーションに参加することで、毎日に楽しみを取り入れ、生きがいのある生活が継続できている。
- 行事やレクリエーションに参加することで、生活の中で役割や生きがいが持てるようになってきている。
- 行事やレクリエーションに参加することで、生きがいや楽しみのある生活が継続できている。
- 気の合う仲間や職員と話をしたり、食事をしたりすることを楽しみにされている。
- 感染症の影響で外出に制限が出ているため、閉じこもりになると心身の機能低下が危惧される。定期的に行事や趣味活動の参加により外出や他者との交流機会を確保していく必要がある。
- 居室で過ごす時間が長い為、心身の機能が低下している。生活意欲の向上と生活領域拡大のために行事やレクリエーション等への参加が必要。
- 行事やレクリエーションに参加することで、日々の生活に楽しみが生まれ、生きがいのある生活が継続できている。
- 行事やレクリエーションに参加することで、他者との交流や外出の機会が確保され、意欲的に生活できるようになってきている。
- 行事やレクリエーション等の外出の機会を確保することで、日常生活の活動領域の拡大を図れている。
- いろいろな人との交流や行事参加をすることで、本人の役割と生きがいが取り戻されるため、今後も継続的に声かけ参加を促していく必要がある。
- 興味があることを聞き出し、出来る限り行事やレクリエーションに参加してもらい、生活意欲と運動機能の向上を図っていく必要がある。
機能訓練 リハビリ
- 歩行状態は安定してきているので、現在の状態を維持できるように、本人の自立意欲を高めてリハビリが継続できるようにしていく必要がある。
- 転倒や転落による事故の危険性を回避するため、運動機能の向上及び安全に生活できる環境整備を行っていく必要がある。
- 機能訓練指導員とできること、できないことを明確にしたうえで、機能向上の可能性を検討しながらリハビリメニューを考えていく必要がある。
- 外出機会の確保や他者との交流機会を確保することで、身体機能と生活意欲の低下を防止していく必要がある。
- リハビリを継続することで、歩行状態が改善し他のADLにも好影響が期待できる。少しでも達成感が感じられるような工夫をしながら、モチベーションが維持できるようにしていく。
- 定期的にリハビリする事で、自身で行なえる生活動作が増えていくようにする必要がある。
- 退院後は意欲が低下し、下肢筋力も低下してきている。以前のように散歩に一人で行けるように、リハビリを継続して筋力・体力の向上を図る必要がある。
- 他者と交流をすることで日常生活の活性化を図り、生活意欲を引き出せるようにしていく必要がある。
- 水分摂取や栄養管理に十分気をつけ、体力が向上していくようにする必要がある。
- 身体機能の維持向上を図るため、今後もリハビリを実施していく必要がある。
- 今後もリハビリを継続することで、下肢筋力の低下を予防し、さらに外出意欲を高めていくことができる。そのためには転倒の予防のために見守りと安全な環境整備が必要。
- 現在の筋力や体力が維持できるようにリハビリを継続していく必要がある。
- 現在のADLの中で、出来ていることと出来ていないことを確認して、リハビリ専門職に相談しながら、リハビリ内容を検討していく。
- 外出の機会を作り、体を動かすことで筋力体力の向上を図る必要がある。
- 下肢筋力低下に伴い転倒のリスクが生じている。下肢筋力の増強と安全に生活できる環境の整備が必要である。
- 下肢筋力が向上するように継続的にリハビリを行っていく必要がある。
- リハビリによる身体機能の維持・向上を図る必要がある。
- 定期的に機能訓練を受けることで、身体機能が維持できている。
- 定期的にリハビリを実施することで、身体機能の維持向上が図れている。
- 定期的にリハビリを行うことで身体機能が維持できている。
- 定期的に機能訓練を行うことで心身機能の低下を予防し、日常生活動作が維持出来ている。
食事
嚥下
- 普段から食事をよく噛まずに飲み込んでしまうことが多いようで、そのためむせ込んでしまうことがある。なるべく職員が近くにいるようにして、ゆっくり食べることと、口に詰め込み過ぎないように声かけをしている。今後も、むせ込むことが多いようであれば、食事形態の変更も必要。
- 箸の運びもスムーズで摂食嚥下も問題なく食事をされている。
- 嚥下障害がありとろみ食、刻み食を食べている。自力で摂取するがむせこむことがあるので、職員が見守りする必要がある。
- 嚥下困難でむせることが多い為、摂取時には、一口ずつ声かけが必要である。
- 普通食を自力で摂取するが、毎回むせこんでしまうため、声掛けや見守りが必要である。
- 主食はお粥、副食は刻み食にしている。自分で摂取しているが、時々むせ混むことがあるので職員が見守りしている。
- 口の中に食べ物をため込み、なかなか飲み込まないので、声かけをしてゆっくり飲みこんでもらうよう促す必要がある。
- 飲み込みが悪く、食事は粥と刻み食、水分にはトロミをつけており、見守りが必要である。
水分
- 水分量をしっかり確保していく必要があるため、定期的な水分補給と声かけが必要である。
食事動作
- 食欲は旺盛でむせ込むこともない。食べこぼし等もなくスムーズに食事も摂られている。
- 食事中も気が散るようで、自ら食べようとされないため、職員による定期的な声掛けが必要である。
- 食事介助が必要であるが、なかなか口をあけてくれず、介助に時間を要している。
- 自力で食べることは可能であるが、食べこぼしが多く声かけや一部介助が必要である。
- 食事を楽しみにされており、食事の声かけをすると笑顔になることが多い。
- 自分で箸を使って食べるが、急いで口にたくさん入れ込んだりするので、職員が声かけや見守りを行っている。
- 目の前の物しか食べないので、職員が声かけや皿の移動をすることで食事摂取が可能。
- 目が見えないので職員が声かけや皿の移動をすることで食事を摂られている。
- ご自分が好きなものしか食べず、それ以外の食材には手を付けないため、声かけおよび見守りが必要である。
- 食事動作は自立している。認知症があり隣の人の食事も食べようとするため、常時職員の見守りが必要である。
- 目の前のものしか食べないので、職員が声かけおよび一部介助する必要がある。
- 半分ぐらいの量は自力で食べることは可能であるが、途中でやめてしまうため、残りは職員による介助が必要である。
- 食事用エプロンを着用し、スプーンを使用して自分で食べているが、食べこぼしが多い。エプロンにこぼれた食事は職員が食器に戻したり、そのまま食べさせたりしている。
- 食事動作は自立しているが、食べることを途中でやめてしまい最後まで食べないので、職員が声掛けや一部介助している。
- 食べる動作を忘れてしまう為、職員による声掛けや一部介助が必要である。
- 自分で食べることは可能であるが、途中で食べることを止めてしまう。〇割りは自分で食べ、残りは職員が介助している。
- 自分で食べることは可能であるが、食事が口までうまく運べずこぼしてしまうため、職員が一部介助している。
- 自分で食べるが、途中で手が止まるので、半分くらいは職員が介助している。
- 刻み食を準備しているが、毎回むせこみがあり、摂取量も少ないため職員が一部介助している。
- スプーンを使用して自力摂取で5割ぐらい食べ、その後は職員が介助している。
食堂までの移動
- 食堂まではなんとか自分で移動されている。
食事姿勢
- 食事中はいつも親しい方と楽しく談笑しながら食べておられる。食事中に少し体が傾いてしまうので、クッションやひじ掛けなどを工夫して、食事姿勢を保てるようにしている。
- 食事を口いっぱいに詰め込んで、誤嚥する危険性があるため定期的に見守り声かけが必要である。
義歯
- 最近食事を摂りづらそうにされているので、口腔内を確認すると義歯が合っていない様子。ご家族に報告して、早いうちに歯科受診することを勧める必要がある。
体重、食欲
- 最近は食欲も旺盛でほぼ毎回、全量摂取されている。体重測定をした結果、先月より〇kg増加しており、食事摂取による栄養状態の改善と同時に、運動等による消費カロリーも増やしていく必要がある。
- 最近は食欲がなく、ご飯の量を減らしてほしいと希望されている。
- 好き嫌いが多く、大好きなメニューの時は、全量摂取されているが、嫌いなメニューの時は全く手を付けられない。体重の減少等も見られないので、食事を残されても、現在は様子観察とする。
- 好き嫌いが激しく、好きなものしか食べず嫌いなものにはほとんど手を付けない。
入浴
洗身
- 職員がタオルを渡して洗身をするように説明しても、認知症があり指示が入らないため、職員が全介助で洗身している。身体の清潔を保っていくには、今後も職員による入浴支援が必要である。
- タオルを本人に渡してなんとか洗ってもらおうとするが、拒否されることが多く、結局職員が全身を洗っている。今後も根気よく声かけ、促しを行い、出来る限り自分で洗ってもらうようにしていく必要がある。
- 定期的に入浴することで身体の清潔が保たれている。
- 依存心が強く、自分で洗身しようとしないので、職員がタオルを渡して、説明しながら洗身するのを見守っている。洗い残しについては職員が介助して洗身している。
- 肩関節の可動域に制限があり、背中やお尻には手が届かないため、職員の介助が必要である。前面は自分で洗えるため、自立支援のためにも自分で洗ってもらうようにしていく。
- 洗身および洗髪は自力で可能であるが、浴室内の移動や移乗は転倒の危険性があるため、職員が介助している。安全に入浴するためには今後も職員の支援が必要である。
- 洗身する際は、出来る限りご自分で洗ってもらうようにしている。手の届く前側などはご自分で洗ってもらい、手の届かない背中などは職員が介助するようにし、身体の清潔を保持している。
- 洗身について、タオルを渡せば前面はさする程度できるが、やはり洗い残しが多いようで、背中や洗身が不十分なところは職員が洗い直している。今後も清潔に生活していくためには職員の介助が必要である。
- 入浴動作の自立のためにも、自分でできるところ(体の前面の洗身等)は自分でやってもらう。
浴室内の動作
- 下肢筋力が低下し、すり足歩行の為、入浴時にバランスを崩して転倒の危険性がある。職員の見守りおよび一部介助を受けることで安全に入浴することができる。
- 起居動作時に痛みがあり、転倒リスクも生じている。職員の介助や見守りの中で入浴する必要がある。
- 血圧が高く、貧血であるため起き上がりや立ち上がりの際にふらつきがある。職員の見守りや介助を受けることで、転倒リスクを軽減でき、安全に入浴できる。
- 血圧の変動による頭痛やめまいの症状があるため、職員の見守りと介助が必要である。定期的な入浴により、安全と身体の清潔が確保され、快適な生活を送ることができる。
- 血圧の変動による頭痛やめまいの症状があるため、浴室での起き上がりや立ち上がりの際にふらつきがあり、危険であるため職員の入浴介助が必要と思われる。
- 肩の痛みや下肢の筋力低下、起居動作時に痛みやふらつきがあり、入浴時は特に危険である。職員の入浴介助により安全に入浴することができる。
- 転倒し大腿骨頸部を骨折し入院。その後、下肢筋力の低下が見られ、起居動作が不安定となった。
- 職員による見守りや一部介助により、浴室内での立ち座りの際、身体への負担が軽減され、安全に起居動作が出来るようになる。
- 転倒による骨折のため腰痛・膝痛があり、歩行が不安定である。浴室内は滑りやすく、さらに危険性が高まる為、職員による入浴介助が必要である。
- 転倒による骨折のため腰痛・膝痛があり、本人のQOL(生活の質)が著しく低下している。起居動作時の痛みと、筋力低下により転倒することもしばしばある。身体清潔の保持のためには職員の介助を受けながら入浴することが適切と思われる。
- 膝と腰に痛みがある。起居動作は筋力低下と痛みから不安定となり、特に入浴中は転倒のリスクが高い。職員の介助を受けながらの入浴が必要である。
- 膝痛があり歩行が不安定で浴室での移動時に転倒の危険性がある。職員の入浴介助を受けることで、安全に入浴することができ、身体の清潔が保たれる。
その他
- 浴槽(湯舟)にしっかり入ってもらうことでリラックス効果が高まり、精神的にも安定することが期待できる。
- 立ち上がりは負担が大きく、またバランスを崩して転倒の危険性もある。職員の介助で入浴することで転倒リスクが軽減できる。
- 入浴前のバイタルチェックで、平熱を大幅に上回る時は、無理をせずに入浴は中止し、清拭と部分浴で対応するようにしている。
排泄
トイレでの排泄
- トイレでの排泄は可能であるが、ズボンの上げ下げ、陰部の清拭、トイレの水洗は自分で行うことが出来ないため、職員が介助している。
- 職員が見守りをしながら、ズボンの上げ下ろしや、便器からの立ち座りを確認している。陰部のふき取りも声かけや見守りが必要。
- ポータブルトイレを使用し自分で排尿、排便できるが、後始末は自分で行うことが出来ないため、職員が行っている。
- 下肢筋力の低下が見られ、立ち上がりが不安定で排泄時に転倒の危険性がある。職員による、定期的なトイレ誘導と介助が必要である。
- 昼間は自分でトイレに行って排泄できるが、夜間はポータブルトイレで排泄している。ポータブル
- トイレの後始末は自分で行うことが出来ないため、職員の支援が必要。
- 日中は自分でトイレに行くことは可能であるが、夜間は間に合わずに失敗することがある。またズボンの引き上げが不十分なことが多いので、毎回気づいたときに職員が引き上げている。
- 便秘の解消の為、下剤服用による排便と同時に、食事や運動による排便コントロールも行っていく必要がある。
オムツ交換
- 尿意、便意はなく、自力でトイレに移動することは困難であるため、職員が定期的にオムツ交換を行っている。
- 麻痺からくる可動域制限によりトイレでの排泄は困難である。職員による定期的なオムツ交換により、身体の清潔を保持することができる。
- ほぼ寝たきり状態であり、尿意・便意がなく紙おむつに排泄している。身体の清潔を保つため定期的に職員によるオムツ交換が必要である。
- 尿意便意がなくオムツによる排泄であるため、定期的なオムツ交換と入浴により身体の清潔を保持していく必要がある。
整容
- 麻痺の為自分で整容ができなくなっている。職員の介助により身だしなみを整えることができる。
- 立位が不安定であるため、自分で洗面することができなくなってきている。職員の介助により安全に洗面を行うことができる。
- 衣類についてはこだわりが強いため、衣類を着替える際に、職員が本人と一緒に服を選ぶようにしている。本人の意思を尊重し、気に入った服に着替えてもらうことで、外出への意欲向上や気分転換につなげていく必要がある。
- 失禁していることがあり、その際職員が『着替えましょうね』と声かけをして汚染箇所を清拭している。本人の自尊心を傷つけることなく着替えてもらえるように工夫していく必要がある。
- 衣類については手渡しするとご自分で着替えることが可能であるため、自立支援、残存機能を活用した衣類交換をしていく必要がある。
- 麻痺の為、ご自分で整容ができなくなっている。それでもご本人は身だしなみをきちんと整えたいという思いがある為、今後も職員による整容介助が必要だと思われる。
- 立位が不安定であるため、ご自分で洗面することができなくなってきている。職員の介助があれば安全に洗面を行うことができるため、今後も支援が必要と思われる。
口腔ケア
- 認知症で歯磨きの行為がわからず自分では行えないので、職員が指示しながら歯磨きすることで口腔内の清潔を保持している。
- 認知症があるため、歯磨きを理解できず、職員が全介助で磨く必要がある。
- 認知症があり指示が通らないため協力動作は得られないため、職員が全介助することで口腔内の清潔を保持している。
- 食後、職員が口を開けるように促すと、本人が口を開けるので、入れ歯(義歯)を取り出し洗浄し、口腔内の清潔を保持している。
- 自分で歯磨きをするが、磨き残しが多いため、職員が再度磨き直す必要がある。
- 自分で歯磨きすることは可能であるが、職員が見守り、声かけ、磨き残しがないか確認する必要がある。
- 自分で口腔ケアは困難なため、職員が、スポンジブラシで口腔ケアを実施している。
- 自歯なし。毎食後に職員が準備したお茶や水を飲んで口腔ケアの代わりにしている。
- 自歯で、職員が必要物品を準備することで、自分で磨くことができる。
- 歯磨きは職員が行い、口をすすいで吐き出す行為は自分で行ってもらう。
- 歯磨・洗顔・整髪は自力で行うことができないため、毎朝職員が全介助で行うことで整容を行っている。
- 歯ブラシを準備し渡すと本人が歯を磨くが、ほとんど磨けていないので、職員が磨きなおしている。口腔内の清潔保持の為、職員の一部介助が必要である。
- 歯ブラシや歯磨き粉やうがいの水を用意すれば、なんとか自分で行うことができるため、今後も自立支援の為の支援を行っていく必要がある。
- 残歯はなく、義歯も使用していないため、職員が口腔内をガーゼで拭くことで清潔を保持している。
- 口腔清潔に関しては、職員が水を本人の口元に持っていき、口に含んで吐き出すことで清潔を保持している。
- 口腔ケアに関する意識が欠如しているため、職員が声かけし促さなければ自発的に歯磨きをすることはない。今後も継続的に口腔ケアの声かけをしていく必要がある。
- 義歯の着脱は本人が行うが、洗浄は職員が行う必要がある。
- 義歯の出し入れは自分でできるが、義歯の洗浄は職員が行うことで、口腔内の清潔を保っている。
- 職員が歯磨き中の声かけと見守りを行っているが、磨き残しが多い為、その後磨き直しが必要。
- 職員が歯ブラシや歯磨き粉、コップに水を入れて準備することで、なんとか自力で可能。
コミュニケーション
- 本人がコミュニケーションに自信が持てるように、会話の機会をなるべく持って、自分の思いをできる限り伝えられるようにサポートしていく必要がある。
- 他者との交流機会を増やすことでコミュニケーション能力を向上させ、人とのつながりを持ち続けることが出来るようにサポートしていく。
- 人とのつながりを継続するためにも、他者との交流が必要である。難聴の為コミュニケーションがとりづらい面があるので、職員が意思疎通のサポートに入る必要がある。
- コミュニケーション能力に問題があるため、思うように話せないが、会話の機会を減らさないように、職員が言葉かけを工夫しながらコミュニケーションをとっていく必要がある。
- コミュニケーションがとりづらい部分があるため、本人を孤立させないためにも、定期的に職員が声かけを行って、会話を欠かさないように心掛ける必要がある。
服薬
- 服薬管理が不十分であるため、今後も引き続き職員による食後の服薬確認と定期的な残薬の確認が必要である。
- 服薬については、毎食後に職員が飲み忘れが無いように声かけ、手渡し、服薬確認を行っている。
- 握力がないため薬の袋を破ることが出来ず、職員が薬から出して、手のひらに乗せて服用してもらっている。
- 職員が1日3回、服用時間に薬を手渡しすれば、自分で服用することができる。
- 職員が袋から出し、水まで準備すれば自分で服薬することができる。
- 職員が服薬時間に薬を渡せば飲めるが、飲み忘れが多いので、かならず服薬確認する必要がある。
- 職員が薬を管理し、毎食後、薬を手元に渡せば、自分で飲むことができる。
- 職員が薬を管理し、薬を手渡しして飲むように声かけをしている。
- 薬はすでに分包されている。薬の用意、水の準備は職員が行い、水や薬は自分で飲み込むことができる。
- 認知症のため服薬管理は困難である。職員が薬を手渡し、水を飲ませて飲み込むのを確認する必要がある。
- 薬は職員が一度粉砕して、トロミ剤とともに口の中に入れて飲ませている。
- 薬は職員が管理し、トロミ剤とともに口の中に入れて飲ませている。
- 薬は職員が管理し、服薬時は口に入れてお茶と一緒に飲んでもらっている。
- 薬は職員が管理して準備し、口の中まで入れさせて飲ませている。
- 胃ろう造設中のため、職員が薬を水に溶いて胃ろうから注入している。
- 寝たきり状態なので、職員が薬を口に入れている。水は楽飲みに入れて準備し、ストローで飲んでもらっている。
病状管理
- 医師や看護師による医学管理を受けながら、安心して施設での生活ができるようにしていく必要がある。
- 定期的な医師の診察、指示のもと、病状管理を行っている。
- 主治医の病状管理を受けて、出来る限り病気の進行、再発を防止していく必要がある。
- 医療・介護職種からの支援を受けることで、安全に安心して在宅生活を続けることができている。
- 退院直後であるため体調管理に注意しながら、1日でも早く施設での生活に慣れ、健康に過ごせるようにする必要がある。
- 痛みや痺れを緩和し、本人の困りごとや悩みを解決できる介護サービスを提供していく必要がある。
- 日々の健康管理、病状把握を行うことで病気の予防と異常の早期発見ができている。
- 定期的な病院受診により病状の観察をして、異常が早期に発見できるよう注意していくと同時に、ケアチームが速やかに情報共有できるようにする。
- 心配ごとや不安なことがある時に、いつでも相談できるよう体制を整備している。
- 各関係機関との連携を強化していくことで、病状の悪化、事故等が防止できている。
- 急な体調変化も考えられるため、看護師による日々の健康状態の把握が行えるようにしている。
多職種連携
- ケアチーム全体で情報の共有ができ、ご本人と家族のサポートができるように、定期的に顔を合わせる機会を設ける必要がある。
- 主治医と連携を取り、病状の管理をしっかりと行うと同時に、毎日の栄養と運動管理も実施して、病気の再発を防止し、施設での生活が安全に安心して継続できるようにしていく必要がある。
- 専門医を定期的に受診することで、精神的に安心して生活することができている。
- 多職種での連携を密にし、スムーズに支援が提供できるようにしている。
- 施設での生活を継続していくために、関係機関での情報共有・連携を行っていく必要がある。
- 医療と連携することで、病状の把握や指示に基づく健康管理が行えている。
- 医師や看護師との連携を密に行うことで、痛みや苦痛が適切にコントロールできるようになっている。
認知症高齢者
- 無理のない範囲で生活の活性化を図り、「認知症の進行予防」「心身機能の維持」を図る必要がある。
- 認知症の進行防止に努めながら、他者との交流の機会を持つことで、活動的に過ごすことができ、夜はゆっくりと安眠できるようにする。
- 認知症の進行に伴い、身の回りのことを自分で行うことが難しくなってきている。
- 認知症の状態をしっかりと把握して、症状の緩和と進行を防止していく必要がある。
- 認知症の症状の緩和と進行防止のため、他者と関わりを持ち、これまで生活してこられたこだわりや、強い思いを大切にして、その中から生きがいや役割を見つけてもらえるようにする。
- 他者と交流をすることで日常生活の活性化を図り、生活意欲が向上していくようにする必要がある。
- 他者との交流や外出の機会を確保して、気分転換を図り前向きに過ごせるようにしていく必要がある。
- 専門医を受診し、精神的に安心して過ごせるようにしていく必要がある。
- 外出の機会を持ち、心身の活動性を高めていけるようにし、日常生活に生きがいと役割を持ってもらうことで、認知症の症状緩和に繋がる。
- 施設内での役割を維持・継続させ、家族や友人との楽しい時間が過ごせるようにする必要がある。
- コミュニケーションは理解しやすい言葉かけを行い、本人の尊厳と理解度に配慮した声かけを行っていく必要がある。
- 認知症の進行に伴い自室で過ごす時間が増え、昼夜逆転現象がみられる。夜間安眠できるように、日中の活動量を増やして生活リズムを整えていく必要がある。
- 生活が不活発になることで認知症が進行していく恐れがある。本人の生活の中に楽しみとなるものを見つけ、生活に対する意欲や活動量を増やしていく必要がある。
- 徐々にできないことが増えてきつつあるが、本人のこだわりや強い思いがあるものは大切にしていけるような支援を心がけていく。
福祉用具
特殊寝台(介護ベッド)及び付属品
- 床からの立ち上がりは負担が大きく、またバランスを崩して転倒の危険性もある。特殊寝台(電動ベッド)により高さを設定することで膝への負担と転倒リスクが軽減できるため、今後も必要である。
- 転倒による骨折のため腰痛・膝痛が出現。現在も日常的に痛みの症状が現れ、本人のQOL(生活の質)が著しく低下しているため介護ベッドが必要である。
- 腰痛や膝痛が続いており、起居動作や歩行が不安定である。特殊寝台(介護べッド)のギャッジアップ(背上げ機能)を使用することにより起居動作を安全に行うことができる。安心して施設での生活を継続するためには特殊寝台(介護べッド)が必要である。
- 肩の痛みや下肢の筋力低下のため起居動作時に痛みやふらつきがある。特殊寝台及び付属品を使用することで安全に動作が行え、転倒リスクを軽減できる。
- 血圧の変動による頭痛やめまいの症状がある。頭側をギャッジアップ(背上げ)することで、血圧上昇時の苦痛を緩和し、心臓への負担を軽減することができるため、特殊寝台(介護ベッド)が必要である。
- 仰臥位の際に上半身をギャッジアップすることで食道への逆流を防止し症状悪化が予防できるため、ギャッジアップ(背上げ)機能付きの特殊寝台(介護ベッド)が必要である。
- 起居動作時の痛みと、筋力低下により転倒することもしばしばある。本人の精神的・身体的苦痛を軽減する目的で、特殊寝台(介護べッド)が必要である。
- 気持ちが不安定になりやすい事から不眠や頭痛などの症状が起こっている。不眠時での立ち上がりは意識がもうろうとして、転倒リスクがある為、安全な起居動作の為、特殊寝台(介護ベッド)が必要である。
車いす
- 両下肢の麻痺や痺れ、可動域の制限があり、歩行状態が不安定である。季節や時間帯によって症状の増悪があり、日常生活に支障をきたしている。『できる限り自分でできることは自分でやりたい』という本人の強い思いがあり、今後も活動領域を狭めることなく、自立した生活を送るには車いすが必要である。
- 両下肢の麻痺や痺れ、可動域の制限があり、歩行状態が不安定である。『できる限り自分でできることは自分でやりたい』という本人の強い思いがあり、今後も活動領域を狭めることなく、自立した生活を送るには車いすが必要である。
- 本人の精神的・身体的苦痛を軽減し、さらにベッド中心の生活から、活動領域を拡大していくためには車いすが必要である。
- 歩行時には痛みを伴い、筋力低下による転倒の危険性もある。安全な移動のために車椅子を利用することで、転倒防止を図り安全な移動が可能となる。
- 日常的に転倒・骨折を繰り返しており疼痛の訴えが常時ある。歩行時の痛みと筋力低下により、屋内、屋外共に歩行することは困難であり、移動は車椅子を使用することで安全に行うことができる。
- 関節の可動域に制限がある。またしびれや痛みもあり、移動時に転倒の危険性が高い。移動行為以外における自立度は高く、本人のQOLの向上、活動範囲の拡大、安全な移動のためには車いすが必要である。
- 外出時の移動には心臓への負担が大きく、状況によっては生命の危険も生じる可能性がある。安全な移動支援を行なうためには、心臓への負担軽減を最優先に考えて車椅子を利用する必要がある。
- 下肢筋力の低下も著しく、常に転倒のリスクを伴っている。『日常生活のことは出来る限り自分で行いたい』という本人の強い思いがあり、今後も通院や買い物などは自分で行い、活動領域を狭めることなく、自立した生活を送るには車いすが必要である。
- 移動時に転倒リスクが高い。また時間帯による状態変化があり、常に状態にあった移動手段を確保する必要がある。安全に移動し、本人の負担を軽減するには車いすが不可欠である。
歩行器
- 両下肢のこわばりが著しく、また可動域の制限があり、歩行状態が不安定である。季節や時間帯によって症状の増悪があり、日常生活に支障をきたしている。今後も活動領域を狭めることなく、自立した生活を送るには歩行器が必要である。
- 歩行状態が不安定で、体力的にも長時間の歩行が困難である。施設内を安全に移動できる歩行器が必要である。
- 歩行時には痛みを伴い、筋力低下による転倒の危険性もある。安全な移動のために歩行器を利用することで、転倒防止を図り安全な移動が可能となる。
- 日常的に転倒・骨折を繰り返しており疼痛の訴えが常時ある。歩行時の痛みと筋力低下により、屋内、屋外共にフリーハンドで歩行することは困難であり、移動は歩行器を使用することで安全に行うことができる。本人の精神的・身体的苦痛を軽減し、さらにベッドや居室中心の生活から、活動領域を拡大していくためには歩行器が必要である。
- 下肢筋力低下とすり足歩行により、移動時に転倒リスクが高い。また時間帯によるオン・オフ現象があり、常に状態にあった移動手段を確保する必要がある。安全に移動し、本人の負担を軽減するには歩行器が不可欠である。
歩行補助杖
- 両下肢痛や腰痛、骨粗鬆症の既往があり、また下肢筋力の低下も著しく、常に転倒のリスクを伴う。『日常生活のことは出来る限り自分で行いたい』という本人の強い思いがあり、今後も活動領域を狭めることなく、自立した生活を送るには歩行補助杖が必要である。
- 慢性心不全の為、短距離の歩行は可能だが長時間の歩行は困難である。身体的な負担と痛みから、外出に対して消極的になり、閉じこもりになる可能性もある。歩行補助杖を使用することで、外出機会の確保や生きがいづくりに繋がる。
- 歩行状態が不安定で、体力的にも長時間の歩行が困難である。施設内の移動時には歩行補助杖が必要である。
- 日常的に転倒・骨折を繰り返しており疼痛の訴えが常時ある。歩行時の痛みと筋力低下により、屋内、屋外共にフリーハンドで歩行することは困難であり、移動は歩行補助杖を使用することで安全に行うことができる。本人の精神的・身体的苦痛を軽減し、さらにベッドや居室中心の生活から、活動領域を拡大していくためには歩行補助杖が必要である。
- 転倒し大腿骨頸部を骨折し入院。その後、下肢筋力の低下が見られ、歩行が不安定となった。歩行補助杖を使用することにより、身体への負担が軽減され、安全に歩行が出来るようになる。
- 腰椎圧迫骨折・胸部圧迫骨折のため、治療およびリハビリ目的で入院していた。そのため、歩行時には痛みを伴い、筋力低下による転倒の危険性もある。安全な移動のために歩行補助杖を利用することで、転倒防止を図り安全な移動が可能となる。
- 過度な動作は本人の心肺への負担が大きく、移動は本人にとって大きな負担となり、呼吸苦や疲労から転倒のリスクにもつながる。安全に安心して屋内外を移動するには歩行補助杖が必要である。
- パーキンソン病の疾患があり、小刻み歩行や前傾姿勢が顕著で、転倒リスクが高まるため、安全に移動するには歩行補助杖が必要である。
褥瘡マット
- 疼痛の日内変動が激しく、痛みが強いときは少しの寝返りでも激痛を伴う。そのため体動することは困難となり、必然的に臥床時間も長くなる。身体的負担の軽減と褥瘡予防のために褥瘡予防マットが必要である。
- 末期の〇〇がんであり、病状の進行に伴い、身体に痛みが出始めている。進行性の病気であるため、今後も疼痛や急激な身体機能低下が想定され、寝たきり状態になることも考えられる。疼痛緩和、身体的負担の軽減、褥瘡予防のために褥瘡予防マットが必要である。
- 脳梗塞後遺症と廃用による全身機能の低下が見られ、ほぼ寝たきり状態である。臥床時間も長く、仙骨部や腸骨部が圧迫されやすい。また排泄が全介助であるためオムツを使用しており、皮膚の衛生面が保ちにくい状況である。本人の身体的苦痛の緩和と体圧分散、褥瘡予防のため、褥瘡予防マットが必要である。
- 転倒骨折により長期間の療養生活を送ったことで仙骨部に褥瘡ができている。今後施設での生活を再開することになるが、褥瘡治癒のためには、栄養管理、皮膚の保清と同時に、体圧分散のため褥瘡予防マットが必要である。
- 大腸癌と転移からくる病状悪化により、身体機能も日ごとに低下している状況である。今後、さらに身体的、精神的な機能低下も想定され、少しでも安心して安楽に生活してもらうには、特殊寝台および特殊寝台付属品を導入し、立ち上がり、起き上がり動作のサポートが必要である。また、臥床時間も長く身体的負担も大きいため褥瘡発生の危険性が非常に高く、褥瘡予防マットレスを導入することで褥瘡を防止していく必要がある。
- 加齢と廃用による全身状態の悪化により、ほぼ寝たきり状態である。臥床時間も長く、仙骨部や腸骨部が圧迫されやすい。また排泄は全介助であるためオムツを使用しており、皮膚の衛生面が保ちにくい状況である。本人の身体的苦痛の緩和と体圧分散、褥瘡予防のため褥瘡予防マットが必要である。
- パーキンソン病の進行により身体機能の低下が著しい。また時間帯によるオン・オフ現象があり、オフ時には自ら寝返りを打つことも出来ず、身体的負担も大きく褥瘡ができる可能性が高い。本人の身体的苦痛の緩和と褥瘡予防のため、褥瘡予防マットが必要である。
- 〇〇癌の進行に伴い腰痛が持続し起居動作が困難で、両下肢の筋力低下も強く、ベッド上で過ごす時間が多くなっている。食事摂取量も次第に減っている状態で、日常動作全般において本人の負担も大きく不安定となっている。状態改善に向けた治療も特になく、状態が今後急速に悪化し終末期(ターミナル)に向かいつつある。鎮痛剤による疼痛コントロールを行いながらの生活となるが、少しでも本人の負担を軽減出来るように特殊寝台及び付属品のレンタルにより安楽な姿勢をとることで疼痛緩和に努めると共に、褥瘡予防マットにより褥瘡の発症を予防する必要がある。
リスク管理
転倒
- 転倒を予防し、移動動作が安心・安全に行うことができるよう、筋力増強訓練(上肢・下肢)をおこなっていく必要がある。
- 転倒時に痛みや出血の確認を行い、速やかに看護師に連絡し、必要に応じて医療機関を受診できる体制を整備していく必要がある。
- 転倒を予防し、歩行が安全に行うことができるよう下肢筋力の向上訓練および移動時の介助及び見守りを実施している。
- 転倒のリスクを軽減して安全に生活できるように、歩行器を使用しての歩行訓練および居室の床に危険なもの(コード ゴミ箱等)を置かないように環境の整備を行っている。
- 転倒を防ぎ、安全に歩行できるように、リハビリシューズを着用して、屋外歩行訓練を実施している。
- 下肢筋力低下がみられ転倒の危険性が高いため、今後も歩行訓練を継続していく必要がある。また転倒時に速やかに対応できるように転倒防止のためセンサーが必要。
- 下肢筋力低下がある為、支えがないと転倒してしまうため、下肢筋力アップのための歩行訓練および、居室内の障害物撤去、整理が必要である。また床に不要なものを置かないようにしたり、床が濡れていないか確認する必要がある。
- 歩行が不安定であるため、下肢筋力トレーニングによって筋力を増強させる必要がある。また万が一転倒したことも想定して、ベッド周りの床材をクッション性の高いものにする。
転落
- 今後も転落しないように、低床ベッドの使用とベッドの高さや手すりの配置などを工夫して、安全に移乗できるようにする必要がある。また万が一転落した場合は痛みや出血の確認を行い、速やかに対応できる体制を整備しておく。
- 今後も転落を予防し、安全に移乗できるように環境を整備する必要がある。(ナースコールを押しやすい位置に配置。センサーマットを設置。日常生活でよく使用するものを手の届く位置に配置。)
- 転落しても被害を最大限軽減できるように、クッション性の高い材質の物を配置しておく必要がある。
ずり落ち
- 車いすからずり落ちを予防し、怪我をすることなく安心して毎日を過ごすためティルト式(角度調整)の車いすを使用する必要がある。また万が一転落した際は痛みや出血の確認を行い、速やかに対応できる体制を整備しておく。
- 椅子からずり落ちることなく安全に生活するため、定期的に座位が適切か確認を行ったり、椅子や車いすのクッションの工夫を行う必要がある。
- 椅子からのずり落ちを防ぐために、無理な姿勢で座りっぱなしにならないように、定期的に座り直しの介助を行っている。
- 椅子からずり落ちてしまう可能性があるため、定期的に声かけをして自分で座り直してもらうように促している。
- 椅子から尻もち、ずり落ちてしまったときには痛みや出血の確認、歩行状態や表情も確認し、速やかに対応できる体制を整備しておく。
- 椅子からずり落ちてしまう可能性が高いため、万が一落ちてしまった場合に備えてクッション性の高い材質の物をあらかじめ備えておく必要がある。
誤薬
- 病状を悪化させないよう服薬を確実に行うため、服薬時の見守り及び声かけ確認を行っていく必要がある。
- 服薬を確実に行い病状の安定を図るため、服薬介助の際に氏名、日付、タイミングを必ず確認する必要がある。また万が一誤薬した際は速やかに対応できる体制を整備しておく。
- 誤薬予防の為、薬にかかれた氏名や日付などの基本的ルールを徹底して確認し、薬の手渡しから服用確認まで必ず確認している。
誤嚥・窒息
- 認知症があり異物を口の中に入れてしまうため、安全に生活できる環境を整備するため、居室に口の中に入れそうなものは置かないようにしている。万が一異物を飲み込んでしまったときは、腹部を圧迫して異物を吐き出させるなどの緊急対応について、定期的に研修会を行い、職員に周知させるようにしていく必要がある。
- 急いで食べてしまうことがあるので、むせこんでしまうことがよくある。食事、水分補給時の見守り、声掛けを行う必要がある。また食事形態を刻み食にしたり、とろみをつけるなどの工夫が必要である。
離設 帰宅願望 行方不明
- 離設行為、帰宅願望があるので施設での環境に慣れ、安心して過ごすことが出来る環境を整備する必要がある。そのために部屋になじみのものを置いたり、家族からの手紙を準備している。また寂しさを感じないように、定期的な声掛けや見守りも併せて行う必要がある。
- 不安な気持ちを感じることなく安心して施設での生活を送れるよう、親しい友人が作れるように交流の機会を作っていくと同時に、職員との雑談によって不安な気持ちを解消していく必要がある。
- 外出しようとする行為が頻繁にみられるため、安心して生活してもらえるように声かけや見守りを実施していく。また万が一行方不明になったことも想定して、あらかじめ関係機関に情報提供(年齢や住所、身体の特徴)をしておく必要がある。
- 施設から無断で出ていく危険性があるため、ベッドにセンサーマットを設置したり、持ち物や衣類に住所や連絡先を記入しておく。また警察や地域包括支援センターにあらかじめ情報提供しておくことも検討の必要がある。
他者とのトラブル
- 他者とのトラブル(暴言・暴力行為)があるため、専門医の診療によって、症状の改善や悪化を防止する必要がある。
- 暴言、暴力行為があるため、定期的な専門医の診察・治療・薬の処方を受けることで、暴言暴行等がおこらないようにしていく必要がある。また話を傾聴し内容は否定しないような関わり方を職員に徹底させている。
- トラブルが起きそうなときは職員が間に入って、問題の悪化を防ぐようにしている。
- 相性の悪い人とは座席を離すなどの配慮、工夫をして、事前にトラブルを回避するようにしている。
表皮剥離・皮下出血
- 表皮剥離しやすい部位をガーゼなどで保護するなどの防止策が必要。万が一表皮剥離した際は速やかに看護師に報告し、必要な処置を受けるようにし、必要に応じて医療機関を受診できるようにしておく。
- 生活環境において、よくぶつけてしまう場所を見つけ出し、硬いところにはクッション材等でカバーし保護するような工夫が必要。