デイサービス等において外出行事を組み込むには、機能訓練の一環である必要があります。
なぜケアプランに外出行事を組み込んだのか?根拠が必要です。その文例を作ってみました♪
機能訓練の一環としての外出行事(理由)
- 外出機会の確保や他者との交流機会が減少している。機能訓練の一環として外出行事に参加することで、身体機能と生活意欲の向上が期待できる。
- 歩行状態は安定してきているので、現在の状態を維持できるように、機能訓練の一環として外出行事に参加することで、本人の自立意欲を高めながらリハビリを継続することができる。
- 下肢筋力の低下がみられ、機能訓練の必要があるが、本人のモチベーション低下が課題である。機能訓練の一環として外出行事に参加することで、訓練に対する動機づけと意欲を向上につなげ、下肢筋力の向上が図れるようにする。
- 下肢筋力の低下により、転倒や転落の危険性が高まっている。機能訓練の一環として外出行事に参加することで、下肢筋力や体力の向上だけでなく、外部からの刺激が本人の意欲向上にもつながる。
- 日中も自宅で過ごすことが多く、気力や体力もなくなってきている。機能訓練の一環として外出行事に参加することで、意欲的に訓練実施することができ、気力や体力を回復させていくことができる。
- 加齢とともに身体機能が低下し、身の回りのことが徐々にご自分でできなくなってきている。機能訓練の一環として外出行事に参加することで、運動機能の向上はもちろん、外部からの刺激により、生活に対する意欲を向上させることができる。
- 長期にわたる入院生活のため体力や気力が低下している。機能訓練の一環として外出行事に参加することで、運動機能の向上とともに生活に対する意欲を向上させることができる。
- 転倒による骨折のため腰痛・膝痛が出現し、日常的に痛みの症状が現れ、本人のQOL(生活の質)が著しく低下している。機能訓練の一環として外出行事に参加することで、意欲的に訓練を実施することができ、さらにデイサービス利用日以外の外出習慣につなげることができる。
- 身体機能の低下が著しいため、機能訓練の一環として外出行事に参加することで、ホール内とは異なる、より実生活に近い環境(段差・坂道・路面の状況)で機能訓練を実施することができる。
- 身体機能の向上の為ホール内でリハビリを実施しているが、機能訓練の一環として外出行事の参加を組み合わせることで、モチベーションの向上と実生活に即した訓練を実施することができ、高い効果が期待できる。
- 身体機能の低下だけでなく、生活全般に対して意欲低下がみられる。機能訓練の必要性はあるものの、継続的に訓練を実施していくモチベーションを維持することが難しいため、機能訓練の一環として外出行事に参加することで、訓練に対する意欲を向上させることができる。
- ホール内での機能訓練だけでなく、外出行事に参加することで、坂道や段差、路面の状況に応じた歩行訓練を実施することができる。
- ホール内での機能訓練だけでなく、外出行事に参加することで、より実生活に近い訓練を実施することができ、それが日常生活における外出習慣へと移行することができる。
ニーズ 長期・短期目標 サービス内容
ニーズ | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
筋力と体力をつけて、安全に生活できるようになりたい | 外出する習慣が身につく | 下肢筋力を強化して外出できるようになる | 通所サービスの利用 |
・外出行事の参加(機能訓練の一環) | |||
・レクリエーションの参加 | |||
・アクティビティ参加 | |||
・他の利用者との会話を楽しむ | |||
・職員と雑談する | |||
筋力や体力をつけて転倒することなく生活したい | 下肢筋力と生活機能を維持することができる | 転倒や転落等の事故が起きない | ・機能訓練の一環としての外出行事に参加 |
・マシントレーニング | |||
・ストレッチ体操 | |||
・マッサージ | |||
転倒することなく歩けるようになりたい | 転倒することなく、安全に生活できるようになる | 筋力をつけて安全に移動、移乗ができるようになる | ・外出行事の参加(機能訓練の一環) |
・座位保持訓練 | |||
・関節可動域訓練 | |||
・下肢筋力の向上訓練 | |||
・歩行補助用具の選定と助言 | |||
歩行が不安定で転倒が心配、リハビリで体力・筋力をつけたい | 歩行状態が安定する | リハビリをする機会を確保し、身体を動かすのが楽になる | ・外出行事の参加(機能訓練の一環) |
・立ち上がり訓練 | |||
・立位保持訓練 | |||
・リハビリシューズの着用 | |||
1人で不安なく歩けるようになりたい | 一人で外出できるようになりたい | まずは室内で安全に歩行できるようになる | ・機能訓練の一環としての外出行事に参加 |
・立位バランス練習 | |||
・床への座り動作等 | |||
・日常生活動作訓練 | |||
・関節可動域訓練(上肢・下肢) | |||
・筋力増強訓練(上肢・下肢) | |||
・リハビリシューズの選定と着用 | |||
外出時、歩行が安全に行えるようになりたい | 外出の習慣が身につく | 散歩など外出の機会が増え、気分転換が図れるようになる | ・外出行事の参加(機能訓練の一環) |
入院により歩行状態が不安定になり心配だが、以前のように安定して歩けるようになりたい | 安全に自分一人で歩くことができる | 転倒しないように下肢筋力をアップさせる | ・歩行訓練 |
・外出行事の参加(機能訓練の一環) | |||
・下肢筋力のトレーニング | |||
転倒に注意し安全に安心して在宅生活を維持・継続していきたい | 定期的にリハビリを行い体力をつけ、安全に過ごすことが出来る | 転倒に注意して移動する | ・外出行事の参加(機能訓練の一環) |
・ストレッチ体操 | |||
・歩行訓練、 | |||
・ホットパック メドマー | |||
・筋力アップトレーニング | |||
転倒せずに安心して歩行したい | 体を動かし、筋力を維持して健康を保つ | 定期的な運動をして体の柔軟性を保ち、転倒しない体作りをする | ・外出行事の参加(機能訓練の一環) |
・ストレッチ体操 | |||
・歩行訓練、 | |||
少しずつ元気になって、今の生活を続けたい | 体力や筋力をつけて、活動的な生活を送る | リハビリを継続して、筋力や体力をつける | ・外出行事の参加(機能訓練の一環) |
・立位バランス練習 | |||
・日常生活動作訓練 | |||
・関節可動域訓練(上肢・下肢) | |||
・筋力増強訓練(上肢・下肢) | |||
・バランス訓練 |