これからケアマネが歩く道はいばらの道である
なぜか?
合格後に受ける実務研修は44時間から87時間へ
さらに実習も義務化される
ケアマネ更新研修も時間はほぼ倍
主任ケアマネも5年ごとで更新研修受講を義務化
さらにその主任ケアマネの更新研修自体を受ける受講要件として
年4回の研修を受けなさい!と・・・
いったいどれだけケアマネの貴重な時間を奪えば気が済むのか
時間だけではない、研修を受けるということは受講料も必要だ
おそらく時間が倍と言うことは受講料も倍だ
実務研修も主任更新研修もおそらく5万くらいはかかるだろう・・・
こうしてケアマネは時間もお金も奪われていくことになる
もしかしたら
『合格はしたけど5万も払えないのでケアマネの資格はいらない』
と研修受講を拒否したり
『時間とお金が無駄だから、主任ケアマネの更新はしない』
なんて言うこともありえる
時間やお金だけでなく、ケアマネと言う人材そのものも失うのである
現場を知らない人の理論で
ケアマネはやりがいも働きがいも、そして仲間も奪われていくのである
こういうことを言うと
『研修の時間を惜しむような奴はケアマネなんてしなくてよい!』
『レベルアップのための受講料をケチるような奴はケアマネをやらなくて結構!』
そんな声が聞こえてきそうだ
おそらく、質の悪いケアマネを淘汰していこうという考えだろう
しかし、結果はそうはならない
ダメケアマネをふるいにかけようという意図なのだろうが
残念ながらふるいからこぼれ落ちていくのは
優秀でまじめなケアマネの方である
ルールを厳しくすることで
優秀なケアマネこそ、この業界に見切りをつけて辞めていくのだ
どんなに頑張っても認めてもらえないことに耐えられず
どんなに利用者のことに時間をかけようとしても時間が足らず
業界の矛盾に理不尽さを感じて、去っていくのである
一生懸命に利用者に関わろうとすればするほど
書類作成に追われ、時間がかかる
そのうえ
研修に時間を取られ
研修受講料でお金を盗られ
仕事の誇りとやりがいも奪われて
バーンアウトしていくのだ
燃え尽きていくのである
生き残るのは
最低限の仕事しかせずに
要領よく、適当に仕事をこなせるケアマネである
介護職員もケアマネも
こうして貴重な人材を失っていくのだ
このことに一日も早く気付くべきだ