相談援助技術を学びたい

効果的な思いの伝え方は『 Iメッセージ 』

ケアマネとして、または上司として、または父親として
自分の『思い』を伝えたいことは多々ある

ところがなぜか、思いというのは伝わりにくい
チャゲアスの歌に
『言葉は心を超えない〜 お〜 とても伝えたがるけど〜 心に勝てない〜』
という歌詞があるが
確かに思いを言葉にしても伝わりにくい

とは言え『思い』メロディーに乗せてを歌うわけにはいかないので

なんとか言葉で伝えるしかない

相手に自分の思いを伝える方法に

IメッセージとYOUメッセージがある。


YOUメッセージ
は『あなたは~』で始める言語の伝え方

例えば
『あなたは頑張っていますね。』
『あなたはよくやっていますね』


この表現はどこか、断定的で評価されているような印象を受ける。

まるで部長が部下を励ましているようだ。(つまり上から目線・・・)
関係性が対等ではなく、『評価する側』と『評価される側』になっている

さらに、頑張れずに落ち込んでいる人に『頑張っているね!』は、とうてい受け入れられない。
『あなたに何がわかる!』と返されるのがオチだ。

一方Iメッセージは『私は~』が主語になる言語の伝え方。

『私は○○さんが頑張っているところを見ると元気が出ます。』
『私は○○さんの話を聞くのが楽しみなんです。』と言った具合。


Iメッセージ
はまず、主語が『私』なので、相手が否定する事が出来ない。

また人は内心、自分が相手にどのような影響を与えているかを気にしているところがある。

『俺って結構、元気与えてるじゃん!』
『私ってそんなに影響力ある? ウフフ』
ってな感じ!

比較してみよう
YOUメッセージ
『あなたは仕事がよくできるね』

Iメッセージ
『あなたの仕事っぷりで、私は本当に助かっているよ』

どうだろうか?
後者のほうが、言われた方は満足感を感じやすくないだろうか?

なぜか思いが伝わらないと悩んでいる方々

さあ!迷わずに 照れずに

I(愛)から始まるメッセージで、自分の思いを伝えてみてはどうだろう?