高齢者介護の現場では
世間一般の常識が通用しないことがある
例えば、家族と言うの誰よりも家族を心配し、愛するものである
誰もが疑わない常識である
ところが、高齢者介護の現場では
『あなたそれでも家族なの?』
と言いたくなることがしばしばある
例えば
『認知症の利用者がいなくなった!』
地域の住民やケアマネはもちろん、介護関係者
大慌てで、探しまくる
ところが、同居の家族は
全く動いてくれない
こんなことはよくある
必死に探していると、なんで家族が動かないのにケアマネがここまで動くのだろうか?
という葛藤が起こる
冗談じゃない! 自分たちで探せよ!という気持ちになる
しかし、いつもこの『やってられるか!』の思いにブレーキをかけるのは
『利用者さんには全く罪はないんだよな〜』
と言う思いである
そう、利用者に対する思いが原動力で動いているのだ
本当はほっといて、家族が探せよ!
となるところを
利用者への思いから、体が動いてしまう
高齢者介護の現場はこんな事例ばかりだ