住宅改修の施行で利用者宅を訪問することがある
ケアマネは大工ではないので
手すりなどを直接取り付けることはないが
ケアマネの経験値を積んでいくと
『どのあたりに手すりが必要か?』とか
『どのタイプの手すりが良いか?』とか
『ここには手すりはつけられない』
などと言った工務店もどきのような
なんちゃって大工のようなことが出来るようになるのだ
手すりなどを壁に取り付ける場合は
石膏ボードのような壁だと強度が弱いので
壁の中にしっかりと柱や筋交いが入っているか?
トントントンっと壁を軽くたたいたりしてみる
『ウンウン ここは音が重いので柱があるな・・・』
などと通っぽくつぶやいたりして、悦に入ることがあるのだ・・・
しかし、時々匠の世界に入り過ぎて
本物の大工や施工業者の職人と言い争いになったりすることがある
向こうは向こうでプロフェッショナルではあるが
こちらも介護保険のプロフェッショナルなわけであるから
まさにプロVSプロの戦いになることだってあるわけだ
そんなわけだから住宅改修に関しては
ケアマネと職人の間でトラブルになることが結構ある
向こうは家づくりのプロかもしれないが
介護保険に関してはほとんど素人
よくあるのは
必要以上に工事をしようとしたり
必要以上にグレードの高い素材を使おうとしたり
また、必要な手続きを飛ばして工事をしようとしたりするなど
まあそんなわけで住宅改修においては職人とのトラブルが頻発する
