平成28年度からケアマネの更新研修の時間が大幅に増える
おおむね約2倍!
例えば実務研修などは44時間が⇒87時間に!
ほぼ倍増だ!
実務研修 (44h) | → | 実務研修 (87h) |
---|---|---|
実務従事者 基礎研修 (33h) | → | 廃止 |
専門研修課程 Ⅰ (33h) | → | 専門研修課程 Ⅰ (56h) |
専門研修課程 Ⅱ (20h) | → | 専門研修課程 Ⅱ (32h) |
主任介護支援専門員研修 (64h) | → | 主任介護支専門員研修 (70h) |
→ | 主任介護支援専門員更新研修 (46h) |
なぜ貴重な時間を割いて研修に充てなければならないのか?
えらい大学の先生の机上の空論を聞いて
明日からのケアマネジメントの何に役立つというのだろうか?
ケアマネジメント論と倫理感とかそんなことよりも
・モンスター家族の対処法
・サービスを利用しない利用者の説得方法
・減算にならない書類整理法
・頭の固いドクターとの連携方法
・コミュ障系の多職種との連携方法
そんな明日からすぐに役立つような話でもしてくれよ

それから研修の中盤は演習 演習 また演習
グループ内でいろんなテーマでグループ演習漬け
演習演習も良いが、研修の後半は仲良くなりすぎて
職場・上司の愚痴や不満のガス抜き大会になっているぞ!
だいたい講師は演習させておけば、何もしなくていい訳だから
楽しすぎだ!
忙しい中研修に参加しているケアマネは
研修中にバッグからバイブにしている携帯がブルブル震え
休憩時間になったら慌てて、着信相手に電話をかける
そんな光景をよく目にする
そこまでして『この研修に参加しなくてはならないのか?』
という怒りにも似た感情が押し寄せてくる
しかし、資格を更新しなくては仕事が出来ない
好きも嫌い 勉強になるもならないも関係なく
絶対に参加せざるを得ない
欠席 早退 遅刻は未受講あつかいになるため
絶対に許されず
雪が降ろうが台風が来ようが
インフルエンザになろうが親類が死のうが
ド根性で参加しなくてはならない

朝から晩まで研修を受け、ぐったりと疲れて帰って
明日も仕事・・・
4万も5万もする受講料を支払い
懐はスカスカ
研修名 | 受講料平均 |
---|---|
実務研修 | 5万~6万 |
実務なし再研修 | 3万~4万 |
専門研修課程 Ⅰ | 2万~3万 |
専門研修課程 Ⅱ | 2万前後 |
主任介護支援 専門員研修 | 4万~5万 |
主任介護支援 専門員更新研修 | 3万~4万 |

ここまでしなくては資格を維持できない
ケアマネっていったい・・・
心の中で
『ケアマネの更新は今回で最後になるだろう・・・』
そんな思いでいっぱいになる・・・
国の考えとしては『ケアマネのレベルが低いから、研修時間を増やした!』
ケアマネジャーはもっと勉強し直せ!
ということなんだろう
しかし、その理論はおかしい!
確かに質の悪い、ケアマネジャーはいるが
全てではない!
多くのケアマネはまじめに、利用者や家族のために走り回っている!
国の理論は
一部の無謀な運転手をみて
日本のドライバーは運転マナーが悪い! 質が悪い!
と言っているのと一緒だ!
だから罰則強化や研修増は悪質なケアマネジャーだけを対象にすればよい!
ケアマネジャーの更新制度は車の運転免許と同じように
5年間、減算や違反がなければ、30分ビデオ見て終わり。
違反や減算があった人は研修を受ける。
ポイント制にして、もち点10点!
で点がなくなると
短期、中期、長期の免停
不正請求等、悪質の場合は、免許失効、再試験
それでいいじゃないか!
優良ケアマネジャーにまで負担をかけるんじゃない!