ケアプランはケアマネジャーの仕事の象徴であるといってよい
利用者の在宅生活を支援するためのあらゆる内容が盛り込まれている
ケアマネの汗と涙の結晶である
ところが、利用者でも家族でも、事業所でもケアプランを熟読していることはまれである
ざっと見て、はい終わり
どちらかというと介護保険を利用するには必要だから
仕方なくケアマネに説明を受けた
といったところだろう!
なぜか?
答えは簡単
文章が面白くない! わかりにくい!
からだ
専門用語を駆使した、見栄っ張りのケアプランなどだれも興味がない
どこかの事例集から引っ張ってきたような血の通ってないケアプランなど誰も見ない
ただ、これは作成者であるケアマネジャーだけのせいではないと思う
我々ケアマネは国が示した介護サービス計画書の様式に沿って
ケアマネの実務研修や更新研修で教わった通りに記載しているだけなのだ
堅物代表選手のような厚労省役人や学者先生が作った様式を使って
ケアマネがいかにわかりやすく作ろうとしても限界がある
ケアプランは利用者が目標とする生活をイメージして
その目標に向かって頑張ろう!と思ってもらえなければ意味がない
ならばどんなケアプランが望ましいのか?
例えばイラストや写真などを使って、高齢者にもわかりやすく
文章は極力減らして、読んでいて楽しいケアプランにならなくてはならないと思う
新聞が配達されるのを 楽しみにしているじいちゃんはいるが
ケアマネがケアプランを持ってくるのを楽しみにしているじいちゃんなど聞いたことがない
それがケアプランの現実だ!