介護業界のことについて

虐待が疑われる時の対応

認知症高齢者などの増加に伴い
虐待が社会問題になっている

高齢者の権利を守りケアマネジャーとして
虐待はとても許される行為ではないし
そうならないような支援を考えなくてはならない

ただ、虐待への介入はとてもデリケートで難しい問題だ

なぜなら特殊なケースを除いて
ほとんどの介護者は虐待をしよう思い、行っているのではなく
介護することに限界を感じ、感情のコントロールがきかず
無意識に暴力や暴言または介護放棄を行っているケースが多いのだ

そんな限界状態の介護者に
『それって虐待じゃないですか?』
『虐待してますか?』
なんて発言はもちろん言えるはずもない

限界状態の介護者に虐待の容疑をかけることは
身内を事件で失ってしまった遺族に、殺害の容疑をかけることと同じようなものだ
身内を殺害されたうえ、殺人の容疑をかけられるなど生き地獄だろう
それと同じように、虐待の容疑をかけられる介護者も二重の苦しみを味わうことになる

警察は疑うことが仕事だといわれるが
ケアマネは信頼し支えることが仕事だ

ケアマネは虐待が疑われるケースにおいては
くれぐれも警察官にならないよう
介護者の気持ちに立ち返る必要がある