国は介護報酬減額の理由に
『介護事業所は儲けすぎている』
『収支差率が10%前後なので中小企業並みの2〜3%に落とすべき』
という言いがかりをつけている
国の示した収支差率
↘厚労省の提示したデータ
まあこれが事実かどうかはさておいて
ごらんのとおり、唯一赤字のサービスがある
それが居宅介護支援つまりケアマネジャーのお仕事である
私の事業所は社会福祉法人で、特養やデイサービスの併設である
経営実態としてケアマネの仕事だけでは黒字を出すことは難しく
経営していくには特養やデイサービスの経済的支援がなければ難しい
つまり特養やデイの儲けから、一部居宅ケアマネの人件費等が支払われているのである
このような実態の居宅介護支援事業所はかなり多いと思う
『ケアマネは公正中立である!』と叫ぶには
独立して安定した経営ができなければならない
心の奥に『デイサービスに養ってもらっている・・・』
という後ろめたさがあってはダメなのだ!
デイサービス側も公正中立というのなら、独立した経営をしろよ!
と言いたくもなるだろう
金を出せば口も出したくなるのが人情というものだ
ケアマネも公正中立に利用者を支援したいが
組織に所属している以上、自分だけの判断でできないこともあるのだ
そういう実態があることも知っておいてほしい
国は介護保険開始以来、赤字続きの居宅介護支援ををいかに考えているのだろうか?