相談援助技術を学びたい

2.5人称の視点

2.5人称の視点をご存じだろうか?

1人称(私)
2人称(家族などの身内)
3人称(他人:専門職も含む)

ケアマネは3人称にあたるだろう。
しかし3人称ではどこか専門職としての割り切りや他人行儀な考え方が発生してしまう。
かといって2人称の立場に偏ると、情が入り込み専門職としての冷静な判断が出来ない
といったデメリットも発生してしまう。

そこで提案されるのが、その中間である2.5人称の視点である。

プロとして冷静な判断力や視点を持ちながら、家族のように寄り添う気持ちを持つ

言うならば「クールなヘッドにホットなハート」と言ったところだろう

しかし、私の考える2.5人称とは

臨機応変に
ある時は2人称(家族)の立場に立ったり
ある時は3人称(専門職)の立場に立つこと
ではなく

常に家族と専門職の中間地点に立ち位置を置く
ということである

例えば家の掃除に困っている利用者がいて
2人称(家族)の立場に偏れば
『あ〜それは大変、お困りですね。少しでも楽になってもらいましょう!』
『はい! ただちにヘルパー援助を手配します!』
つまり御用聞きになってしまう

一方で
3人称(専門職)の立場に偏れば
『いえ、あなたなら掃除をすることは出来るはずです』
『そんなことでは、自分で掃除する能力が無くなってしまいますよ』
『ヘルパーによる支援は不要だと考えます』
つまり専門職の考えを押し付け

2.5人称の視点とは

どちらにも偏ることなく
常にどちらの視点も持ち続けるという
高度なテクニックなのだ

そして視点の根幹には
利用者の自立支援や望む暮らしの実現
と言ったベースがなければならない 

また2.5人称だから専門性はそこそこに
どちらかと言うと家族よりの考えでいいのね!
つまり
専門性は0.5人称分ほど持たなくてもいいのね!』
と言うことでもないので、くれぐれもお間違えの無いように!
 図11