介護業界のことについて

認定結果は支援と介護で大違い

ケアマネの仕事はギャンブル性の高い仕事だと言えば
驚く人が多いだろう。

反論もありそうだ。

しかし、私はそう思うのである。

例えば、利用者さんに事業所を紹介するときなどは
いろんな要素から、本人に一番適切だと思われる事業所を紹介するわけであるが
これも、本人に合うかどうかは実際に使ってみなければ分からないことが多い
これは、ある意味ギャンブルだ。

次に、暫定(介護認定が出ていない段階)でサービスを利用する場合などがそれにあたる。
今、介護保険の担当相談窓口は、介護認定結果によって違うので・・・
支援1 2  ・・・ 地域包括支援センター
介護1~5  ・・・ 居宅介護支援事業所
認定結果が出ていない段階。いわゆる見込みで、サービスを利用する場合では
どちらが窓口として担当するか、とりあえず決めなくてはならない。

ジャンケンというわけにはいかないので、
「たぶん結果は支援よね~」とか「おそらく介護が出るんじゃないの?」
などという非常にあいまいな推論から判断せざるを得ない。
やはり、これもひとつのギャンブルであろう。

「ギャンブルであれば、勝たなくては意味が無い」と死んだじいちゃんが言っていたが・・・
私に限って言えば、5勝10敗くらいで予想をはずしている。
孫のていたらくに死んだじいちゃんも浮かばれない・・・

負けとは何を意味するのか・・・
介護が出るだろうと予想し、こちらで相談を受けたり、手続きをしたり、サービス調整をしたり、ケアプランを作成しても(この間約1ヶ月)
予想が外れて支援の認定が出ると
地域包括支援センターが担当窓口になるので
これまで行った行為のほとんどが無駄になる!

もちろん報酬も発生しない。

戦いに敗れた者には、徒労感とただの紙切れとなったケアプランが残るだけである。
そうすると、支援が出るか介護が出るか認定が微妙な人の援助は
極力、受けたくないと言うのが、両者の本音ではなかろうか?

そんなわけであるから、とりあえずどちらが担当するか決めるときなどは
地域包括支援センターと居宅介護支援事業所の間で、微妙な駆け引きが行われる。
「いやあ介護が出るでしょう。ケアマネさんどうぞ!」
「いやいや支援だと思いますよ。包括さんの方でどうぞどうぞ!」

などと、飲みの席で、上座を譲り合うおっさん同士の会話のようなやり取りがしばしば見られる。
概ね1ヶ月間の苦労が無駄になる可能性があるわけであるから
どちらも必死なのだ!

私としても、せめて勝率を5割に持っていかなければならない。
打倒、地域包括支援センターを旗印に、早速来週、勝負に臨む覚悟だ!
じっちゃんの名にかけて!