去年の暮れ、市内の社会福祉協議会で介護・福祉合同就職説明会が開催された。
市内の各福祉施設が来春卒業予定の学生に合同で就職説明を行う画期的な企画。
合同就職説明会といえば、リクルートスーツを着た学生が、
いくつもの会社のパンフレットを抱えて、必死に就活している姿を想像するが
介護・福祉業界は少し事情がちがう・・・
スタンバイした企業・施設の窓口20に対して、訪れた学生は8人・・・
雇われた駐車場整理の警備員も退屈で携帯をいじってしまう始末
会場はいらっしゃいませ~と言わんばかりの学生奪い合い。
中には2時間、誰一人来ていない様子の施設も・・・
やっと来てくれた学生には、お茶の一つでも出したい心境になる。
これが介護業界の現状だ・・・
説明会も終わり駐車場へ向かうと、社会福祉協議会の担当職員が
出番のなかった【満車】の表示プレートを片付けていた・・・