ケアマネの教科書

【コロナ対策】介護サービス利用再開で3000円

新型コロナウイルスの影響で在宅介護サービスの利用を控える動きが広がっています

そこで厚生労働省は利用再開に向けた調整を行う介護事業所に対して

利用者1人につき3000円を支給する方針を打ち出しました

新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業(介護分)実施要綱

これは

  • コロナの影響で経営が悪化する介護事業所の救済と
  • 利用控えで心身の機能が低下する高齢者の重度化防止

が目的です

対象となる介護事業所は在宅系サービスであれば

ほぼすべてが対象です

それでは具体的にQ&A方式で説明していきましょう

利用再開に向けた調整って具体的には?

過去1ヵ月まったくサービス利用がない高齢者

健康状態・生活の様子

希望するサービスの確認を行った上で

介護サービス利用再開のための準備、調整を行うことで支給されます

具体的には

例えばデイサービスやヘルパーなどでは

  • 感染防止に対する希望、要望を聞く
  • 利用再開に向けた環境整備をする

ケアマネであればしっかりアセスメントして

  • 利用控えによって、こんな危険性が考えられる
  • 介護サービスを利用再開すればこのような効果が期待できる

といった説明を行ったり

利用者や家族の感染に対する希望や思いを聞いたうえで

  • 介護事業所との連携
  • 介護サービスの利用再開に向けた調整
  • ケアプランの修正、環境整備

場合などが対象となります

対象となる期間は?

令和2年4月1日以降

サービス利用を1ヶ月間休止中の利用者が対象となります

例えばAデイサービスセンターであれば

Aデイサービスセンターを過去1ヶ月間利用していない方が対象

ケアマネであれば

過去1か月間在宅サービスを全く使っていない利用者が対象です

いったいいくらもらえるの?

自宅訪問して状態把握・確認すれば利用者1人につき3000円

電話での把握・確認なら1500円が支給されます

そしてその内容を記録に残す必要があります

対象となる介護サービスは?

  • ヘルパー
  • 訪問看護
  • デイサービス
  • デイケア
  • 居宅介護支援
  • 小規模多機能
  • ショートステイ
  • 福祉用具貸与

ほぼすべての在宅サービスが対象となります

いっぽうで

  • 特養
  • 老健
  • 介護医療院
  • グループホーム

などの施設系サービスは

利用控えもへちまもないので対象から外れます

注意事項は?

助成は利用者1人につき1回までです

ただし、実際に利用再開につながったかどうかは問いません

さきほども言いましたが

  • 訪問は3000円
  • 電話は1500円

支給されますが

その内容を記録する必要があります

またサービス事業所とケアマネ間の連携が必須です

国の言う連携とは

『最低でも1回以上、電話等の連絡をすること』と言っています

サービス事業所はケアマネジャーと

ケアマネジャーはサービス事業所と連携することが求められます

さらにケアマネは医師、歯科医師 薬剤師 看護師 歯科衛生士 管理栄養士

と連携してサービス利用再開に向けた調整をした場合は

利用者1人につき最大6000円となって金額が上乗せされます

具体的には

上記の職種に訪問のお願いをして

専門的な視点から状態確認してもらったうえでサービス調整などをした場合が該当します

利用者に1割負担などがあるの?

自治体や利用者の負担はありません

6月12日に成立した第2次補正予算の交付金を使うので

介護報酬の給付ではなく全額国費の助成金になります

支給するにはどのような手続きが必要?

事業所から都道府県へ申請してもらう形で支給する考えのようです

統一的な申請書のテンプレートも準備中で

申請の受け付け開始は早い地域で7月からとなる見通しです

いかがでしょうか?

この事業に対する国からのメッセージは2つです

  • 介護事業所になんとかコロナという難局を経営難を乗り越えてほしい
  • 利用控え、ステイホームですっかり心身機能が弱ってしまった高齢者をなんとかサポートしてほしい

ということです

介護事業所としては

この事業をしっかりと活用していく必要があると思います!

今日は介護サービス利用再開に向けた緊急対策が打ち出されましたので

そのことについて説明いたしました

どうもありがとうございました